【7年駐在】海外赴任の年収と手当を公開|日本勤務より300万円以上増

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海外赴任の年収を公開。上海とドイツの年収は日本勤務より300万円以上増えた

海外赴任が決まって、「年収はどれくらい増えるのだろう」「手当にはどんなものがあるのか」と気になっていませんか。

給与の話は会社の人に聞きにくく、ネットで調べても実際の金額はなかなか出てこないので、赴任後の生活のイメージがわきにくいものです。

こんな疑問はありませんか
  • 海外赴任で増える年収の目安
  • 日本の給与と現地の給与の仕組み
  • 会社が負担してくれる手当
  • 赴任中に残るお金

海外赴任をすると、年収は本当に増えるのですか。

私の場合は、上海でもドイツでも、日本勤務のときより年収が300万円以上増えました。ただ、条件は会社や時期によって大きく違います。

私はドイツのミュンヘンに3年、中国の上海に4年駐在し、家族帯同と単身赴任の両方を経験しました。

この記事では、2回の赴任の年収と手当、月の生活費、最終的に残ったお金を、当時の実際の金額で紹介します。

目次

年収は年300万円以上増

年収は年300万円以上増:日本勤務より300万円以上増

私の場合、海外赴任中の年収は、日本勤務のときより年300万円以上増えました。

上海では約1,300万円、ドイツでは約900万円で、日本勤務のときと比べると、上海は約300万円、ドイツは約350万円の増加です。

金額はどれも税金などを引く前の額面の年収で、「約」の数字です。当時の私の会社と役職での条件なので、会社や役職、時期によって大きく違うことを前提に読んでください。

上海は年収約1300万円

上海には40代の課長職として単身赴任し、年収は約1,300万円でした。

上海の単身赴任日本の給与中国の給与合計
日本勤務のとき約1,000万円ー約1,000万円
上海勤務のとき約800万円約500万円約1,300万円

※当時の私の会社と役職での金額です。会社や役職、時期によって大きく違います。

ドイツは年収約900万円

ドイツには20代の担当者として家族帯同で赴任し、年収は約900万円でした。

ドイツの家族帯同日本の給与ドイツの給与合計
日本勤務のとき約550万円ー約550万円
ドイツ勤務のとき約300万円約600万円約900万円

※当時の私の会社と役職での金額です。会社や役職、時期によって大きく違います。

日本勤務のときとの比較

日本勤務のときと比べると、上海は約1.3倍、ドイツは約1.6倍になりました。

若手で赴任したドイツの方が、増えた割合は大きかったです。

赴任先の国や物価、役職によって増え方は変わるので、自分の会社の規程で確認しておきましょう。

海外赴任の給与の仕組み

海外赴任の給与の仕組み:日本の給与と現地の給与

海外赴任中の給与は、日本で受け取る給与と、現地で受け取る給与の2本立てでした。

現地の給与は基本給に海外赴任手当が加わり、さらに物価に合わせて毎年見直される仕組みです。

税金の手続きは会社がしてくれたので、自分で申告することはありませんでしたが、ここでは給与の仕組みを順番に紹介するので、自分の会社の制度と比べてみてください。

海外赴任の年収の内訳(額面・約):上海は日本の給与約800万円、現地の基本給約400万円、海外赴任手当約100万円で合計約1,300万円。ドイツは日本の給与約300万円、現地の基本給約400万円、海外赴任手当約200万円で合計約900万円

日本の給与と現地の給与

海外赴任中は、日本の給与と現地の給与の両方が支払われました。

上海のときは、日本の給与を日本に残った家族の生活費にあて、現地の給与で自分の生活費をまかなっていました。

日本と現地のどちらでいくら受け取るかは会社によって違うので、赴任前に確認しておくと安心です。

基本給と海外赴任手当

現地の給与は、基本給に海外赴任手当を加えた金額でした。

上海は基本給が約400万円、海外赴任手当が約100万円で、ドイツは基本給が約400万円、海外赴任手当が約200万円です。

同じ会社でも、赴任先や家族の人数によって手当の額は変わります。

現地給は物価に合わせて毎年見直し

現地の給与は、現地の物価に合わせて毎年見直されていました。

物価が上がれば、それに合わせて給与も調整される仕組みです。

物価の変化が給与に反映されるのが、この仕組みのよいところです。

税金の手続きは会社

赴任中の税金の手続きは、会社がしてくれました。

現地の税金も日本の税金も、自分で申告する必要はありませんでした。

手取りは税金の扱いで変わり、その扱いは会社の制度によって違うので、気になる人は人事に確認してみてください。

海外赴任の手当と会社負担

海外赴任の手当と会社負担:家賃も車も医療費も会社負担

海外赴任では、給与のほかに会社が負担してくれる費用がたくさんありました。

家賃や車、医療費、子どもの教育費、一時帰国の交通費まで会社が出してくれたので、実際の生活費は思ったより少なく済みます。

年収の金額だけでなく、こうした会社負担も含めて考えると、海外赴任のお金の全体像がつかみやすくなるので、私が受けた手当を5つ紹介します。

会社が負担してくれた費用:家賃、ドイツの車と上海の送迎、医療費の全額補助、幼稚園9割・小中学校全額の教育費、家族分を含む一時帰国の交通費、税金の手続き

家賃は会社負担

住まいの家賃は、上海もドイツも会社負担でした。

家賃は生活費の中でも大きな割合を占めるので、これが会社負担になるだけで、自由に使えるお金は大きく変わります。

住まい選びのくわしい話は、こちらの記事で紹介しています。

車と送迎も会社

移動の手段も、会社が用意してくれました。

ドイツでは車が会社から支給され、上海では社有車で送迎してもらっていました。

赴任先で車を自分で買わずに済むのも、大きな助けです。

医療費は全額補助

赴任中の医療費は、全額が会社の補助でした。

海外の病院は治療費が高くなることもあるので、医療費の心配がないのは安心です。

赴任前には、会社の補助の範囲と、病院にかかるときの手続きを確認しておきましょう。

子どもの教育費の補助

家族帯同のドイツでは、子どもの教育費の補助がありました。

幼稚園の費用は会社が9割を負担し、小中学校は全額が会社負担という決まりです。

子どもを連れて赴任する人は、教育費の補助の内容を早めに確認しておくと安心です。

一時帰国の交通費

年に1回の一時帰国の交通費も、家族の分を含めて会社が出してくれました。

一時帰国の費用まで会社が負担してくれると、年に1度の帰国も気軽に計画できます。

一時帰国でやることは、こちらの記事で紹介しています。

海外赴任の月の生活費

海外赴任の月の生活費:上海は月20万円ドイツは月25〜30万円

家賃などを会社が負担してくれたうえで、自分で払った月の生活費は、上海で約20万円、ドイツで約25〜30万円でした。

上海は単身、ドイツは家族3人での生活だったので、単純には比べられませんが、ヨーロッパは物価が高いと感じる場面が多かったです。

ここでは、2つの国の生活費と、物の値段の感覚の違いを紹介するので、赴任先での生活費の目安にしてください。

上海は月20万円くらい

上海での月の生活費は、約20万円でした。

家賃は会社負担で、単身赴任だったので、生活費は自分一人の分です。

ゴルフや飲み会が多いと、この金額は大きく変わります。

ドイツは月25〜30万円くらい

ドイツでの月の生活費は、約25〜30万円でした。

家族3人の食費や日用品に加えて、休みの日の家族旅行にもお金を使っていました。

子どもの年齢や家族の人数で、生活費は大きく変わります。

物価の感覚の違い

物価の感覚は、上海とドイツでまったく違いました。

物価の感覚の違い
  • 上海:生活必需品は日本より安い、ぜいたく品は日本と同じかそれ以上
  • 上海:外食は安いが、日本食は日本の1.5〜2倍
  • 上海:ゴルフや飲み代は高め
  • ドイツ:食費は日本の1.5倍
  • ドイツ:外食は高め

上海でゴルフや飲み会にはまると、お金が足りなくなる人もいるので気をつけましょう。

海外赴任で残るお金

海外赴任で残るお金:単身も帯同も残ったお金は同じくらい

海外赴任の間に最終的に残ったお金は、上海の単身赴任もドイツの家族帯同も、赴任期間の合計で同じくらいでした。

上海は支出が少なく、ドイツは支出が多めでしたが、海外赴任手当は上海が約100万円、ドイツが約200万円という違いもありました。

ここでは、それぞれの国での貯金と、増えたお金の使い道を紹介します。

上海は年100〜200万円以上の貯金

上海の単身赴任では、年に100〜200万円以上を貯金できました。

家賃や送迎は会社が負担し、生活費も月20万円ほどに収まったので、お金が残りやすかったのです。

単身赴任は、海外赴任の中でもお金が残りやすい形だと感じています。

家族帯同のドイツも合計は同じくらい

家族帯同のドイツは支出も多かったのですが、赴任期間の合計で残ったお金は、上海と同じくらいでした。

ドイツは物価が高く、家族旅行にもよく出かけたので、毎月の出費は上海より多めです。

それでも、赴任期間の合計で見ると、上海と同じくらいのお金が残っています。

増えたお金の使い道

増えたお金は、貯金だけでなく、経験にも使いました。

ドイツでは、EU内を気軽に移動できたので、家族でいろいろな国へ旅行に出かけています。

上海では、趣味の自転車にお金を使い、旅行にも行きました。

年収が増えても気をつけること

年収が増えても気をつけること:趣味と付き合いの出費に注意

年収が増えても、お金の面で油断しないことが大切です。

赴任の最初には立て替えが必要な費用がありますし、現地での趣味や付き合いの出費がかさむこともあります。

年収が増えるからと安心せずに、赴任前に確認しておきたい3つの点を紹介します。

初期費用は約20万円の持ち出し

赴任の準備では、会社が費用を負担してくれても、約20万円の持ち出しがありました。

給与が入るまでの生活費や、会社の負担にならない細かな費用は、自分で払う必要があります。

赴任の初期費用は、こちらの記事でくわしく紹介しています。

趣味や付き合いの出費

赴任先では、趣味や付き合いの出費に気をつけましょう。

上海ではゴルフや飲み代が高く、ここにはまるとお金が足りなくなる人もいます。

年収が増えたぶんだけ使ってしまうと、思ったほどお金は残りません。

条件は会社と時期で大きく違う

この記事の金額は、当時の私の会社と役職での条件です。

同じ国に赴任しても、会社や役職、赴任する時期、家族の人数によって、年収や手当は大きく変わります。

自分の条件は、会社の海外赴任の規程や人事の説明で必ず確認してください。

海外赴任の年収のよくある質問

海外赴任の年収のよくある質問:年収とお金の疑問に答える5つの質問

最後に、海外赴任の年収とお金でよくある疑問をまとめました。

お金が残りやすい人の特徴、家族帯同だと損をするのか、日本の給与の使い方、現地の給与の受け取り方、赴任前に確認したい規程など、赴任前に気になることを取り上げています。

気になる質問から読んでみてください。

お金が残りやすい人の特徴

私の経験では、単身赴任、家賃が全額会社負担、物価が安い国の3つがそろうと、お金が残りやすくなります。

上海の単身赴任は、この3つがそろっていました。

反対に、ヨーロッパへの家族帯同や教育費がかかる場合は、増えたお金の多くが生活費に回ります。

家族帯同だと損をするか

家族帯同でも、損をするとは限りません。

私の場合、家族帯同のドイツと単身赴任の上海で、最終的に残ったお金は同じくらいでした。

家族帯同か単身赴任かの選び方は、こちらの記事でくわしく紹介しています。

日本の給与は何に使うか

上海のときは、日本の給与を日本に残った家族の生活費にあてていました。

現地の給与で自分の生活をまかない、日本の給与は日本の口座に入る形です。

日本の口座は赴任中も使うので、残しておく口座を赴任前に決めておきましょう。

現地の給与はどこに振り込まれるか

現地の給与は、現地の銀行の給与口座に振り込まれる形でした。

ドイツでは給与口座を開いた銀行で、ふだんの支払いに使うカードも作っています。

赴任中や帰任のときのお金の動かし方は、こちらの記事で紹介しています。

赴任前に確認したい会社の規程

赴任前には、会社の海外赴任の規程を確認しておきましょう。

規程で確認したいこと
  • 日本と現地の給与の割合
  • 海外赴任手当の金額
  • 家賃や車の会社負担の範囲
  • 医療費や教育費の補助
  • 一時帰国の回数と交通費
  • 税金の扱い

分からないことは、赴任前に人事に確認してください。

まとめ|年収は条件次第

私の場合、海外赴任中の年収は、日本勤務のときより年300万円以上増えました。

家賃や車、医療費などの会社負担も大きく、最終的に残ったお金は、単身赴任でも家族帯同でも同じくらいでした。

海外赴任の年収のポイント
  • 日本の給与と現地の給与の2本立て
  • 現地の給与は基本給と海外赴任手当
  • 家賃・車・医療費は会社負担
  • 単身赴任はお金が残りやすい
  • 条件は会社と時期で大きく違う

まずは自分の会社の海外赴任の規程を読んで、給与と手当の条件を確認してみてください。

海外赴任が得か損かを、お金以外の面も含めて考えた記事もあるので、あわせて読んでみてください。

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この記事を書いた人

中国・ドイツに計7年間駐在した元駐在員。
赴任前の準備から現地生活まで、自分が「知りたかった」情報を実体験をもとに発信しています。
海外赴任が決まった方の不安を少しでも減らせたら嬉しいです。

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