【上海4年】上海ロックダウンの2ヶ月|駐在員が部屋の中でしたこと

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ロックダウンは2ヶ月続いた。仕事は家で在宅勤務、食料は支給と団体購入、支えは運動と人との会話。2022年の上海で単身で過ごした実体験

上海への赴任が決まって、「ロックダウンのようなことが起きたらどうなるのか」「単身で乗り切れるのか」と気になっていませんか。

2022年の上海では、数日の予定で始まった外出制限が延長を重ね、約2ヶ月にわたって部屋から出られない生活が続きました。

こんな不安はありませんか
  • ロックダウン中の仕事と生活
  • 食料をどうやって手に入れるか
  • 一人で部屋にこもる大変さ
  • 非常時への備え

ロックダウンの2ヶ月間、一人でどうやって過ごしていましたか。

家で在宅勤務をしながら、なるべく毎日運動して気分を変えていました。同僚と話せたことも、気持ちの支えになりました。

私は中国の上海に4年駐在し、2022年の4月と5月に、浦西のアパートでロックダウンを経験しました。

この記事では、ロックダウン中の仕事や食料、過ごし方と、これから赴任する人に伝えたい備えを、実体験をもとに紹介します。

目次

上海ロックダウンは2ヶ月

上海ロックダウンは2ヶ月:数日の予定が延長で2ヶ月に

私が住んでいた浦西のロックダウンは、2022年4月1日から5月末までの約2ヶ月続きました。

ジェトロ(日本貿易振興機構)の記事によると、浦西の封鎖は、もともと4月1日から4月5日までの予定でした。ところが予定の日になっても終わらず、延長が重なって、最終的には2ヶ月になったのです。

ここでは、ロックダウンが始まってから長引くまでの流れと、情報をどこから得ていたかを紹介します。

浦西のロックダウンの流れ(2022年):4月1日に浦西で封鎖が始まる(4月5日までの予定)、4月5日に終わらず延長が続く、4月はPCR検査のとき以外は部屋から出られない、5月は同じ棟に陽性者がいなければアパートの敷地内に出られる、6月1日に住宅エリアの出入りと公共交通が再開。4月と5月の様子は私のアパートの場合。日付の出典:ジェトロ ビジネス短信(2026年10月確認)

最初は数日の予定

ロックダウンは、最初は数日間の予定で始まりました。

ジェトロの記事では、浦西は4月1日の午前3時から4月5日の午前3時までの予定で封鎖されたとされています(2026年10月確認)。

封鎖の間は外出が禁止され、バスや地下鉄、タクシーも止まったとされています。

延長が続いて2ヶ月に

予定の日を過ぎても、延長が続いて、最終的に2ヶ月になりました。

最初は3日間と聞いていましたが、そこから延長が何度も繰り返されたのです。

上海市は5月30日に、6月1日から住宅エリアの出入りや公共交通を再開すると発表しています。

情報は会社と棟のチャット

ロックダウン中の情報は、会社と、アパートの棟ごとに作られたグループチャットが中心でした。

簡易キットの検査結果も、このグループチャットに画像で報告していました。

中国では連絡にスマホのアプリが欠かせないので、赴任前にスマホの準備をしておきましょう。

ロックダウン中の在宅勤務

ロックダウン中の在宅勤務:家のパソコンで仕事と毎日の検査

ロックダウンの間は、家のパソコンで在宅勤務をしていました。

会社に行けなくても、仕事は止まりません。合間にはPCR検査があり、検査のない日は自分で簡易キットを使って検査し、結果をグループチャットで報告していました。

ここでは、ロックダウン中の仕事の進め方と、毎日の検査の様子を、私のアパートでの体験をもとに紹介します。

家のパソコンで仕事

仕事は、家のパソコンを使った在宅勤務でした。

会社には行けませんでしたが、家から仕事を続けていました。

家で仕事ができる環境は、ロックダウンのときにとても大切です。

3日に1回は敷地内で検査

PCR検査は、3日に1回くらい、アパートの敷地内で受けました。

検査の日は、決められた時間に敷地内の検査場所へ行きます。

4月は、この検査のとき以外は部屋から出られませんでした。

アパートの敷地内でPCR検査を待つ住人の列

検査がない日は簡易キット

PCR検査がない日は、簡易キットで自分で検査しました。

結果は写真に撮って、アパートのグループチャットに送って報告します。

毎日の検査と報告が、ロックダウン中の決まった日課になっていました。

ロックダウン中の食料

ロックダウン中の食料:政府の支給と団体購入で

ロックダウン中の食料は、政府からの支給と、アパート単位の団体購入でまかないました。

政府からは2週間に1回くらい、野菜や肉、米などが届きました。足りない物や食べたい物は、アパートの住人でまとめて注文する団体購入で手に入れています。

ここでは、政府から届いた食料と、団体購入で買った物を、印象に残った出来事とあわせて紹介します。

政府から野菜や肉や米

政府からは、2週間に1回くらい、野菜や肉、米などが届きました。

何が届くかは、そのときによってさまざまです。

支給だけでは足りないこともあるので、ほかの手段も考えておく必要がありました。

政府から支給された食材。野菜、牛肉、にんじん、ブロッコリー、にんにく、牛乳、米が段ボールで届いた

首付きの冷凍の鶏が届いた

支給の中には、首付きの冷凍の鶏が一羽まるごと届いたこともあります。

一人暮らしの部屋に、量の多い食材が届くこともありました。

ロックダウン中の思い出として、今でも印象に残っている出来事です。

支給された首付きの冷凍の鶏が一羽まるごと

団体購入でカレーやビール

団体購入では、無印良品のバターチキンカレーやバーガーキング、ビール、ウイスキーなどを買いました。

アパートの住人がまとめて注文するので、ふだん食べている物も手に入ります。

支給だけでは手に入らない物も買えたのは、団体購入のおかげです。

ロックダウンの過ごし方

ロックダウンの過ごし方:室内で運動して同僚と話した

2ヶ月間を乗り切るために、なるべく毎日運動して、人と話すことを心がけていました。

一人で部屋にいると、どうしても気が滅入ります。自転車のスマートローラーでの運動と、同僚との会話が、気持ちの支えになりました。

ここでは、ロックダウン中の過ごし方と、途中で起きた停電への対処を紹介します。

毎日スマートローラーで運動

部屋の中では、自転車のスマートローラーでなるべく毎日運動していました。

スマートローラーは、ロードバイクを室内でこげるようにする道具です。

外に出られない中で体を動かせたことが、いちばんの気分転換になりました。

同僚との会話で気が楽に

会社からの食料や物資はありませんでしたが、情報が入り、同僚と話せたことが助けになりました。

一人で部屋にこもっていると、人と話す機会がほとんどなくなります。

同僚との会話は、ストレスを軽くすることにつながったと思います。

停電は不動産業者に連絡

ロックダウン中には、停電も起きました。

不動産業者に連絡したところ、3時間後くらいに電気が戻りました。

赴任中のトラブルの対処のしかたは、こちらの記事でまとめています。

ロックダウンへの備え

ロックダウンへの備え:冷凍食品と日本の薬を多めに

ロックダウンを経験して、食料の備えと気分転換の準備の大切さを感じました。

冷凍食品はたくさん買っておいたので助かりましたが、お菓子やお酒はもっと買っておけばよかったと思っています。また、日本の薬は上海では手に入りにくいので、多めに持って行くと安心です。

ここでは、私の体験から、非常時に備えておきたい物を紹介します。

ロックダウンに備えておきたい物:食料は冷凍食品を大量に(助かった)、楽しみはお菓子とお酒(もっと必要だった)、薬は日本の薬を多めに(上海では手に入りにくい)、気分転換は部屋でできる運動(スマートローラー)。物の備えと一緒に、連絡を取り合える相手も確認しておく

冷凍食品は大量に買った

ロックダウンの前に、冷凍食品を大量に買っておきました。

支給や団体購入がいつ届くか分からない中で、冷凍庫にある食べ物は安心材料になります。

すぐに食べられて日持ちする物を、ふだんから少し多めに置いておくのがおすすめです。

お菓子とお酒は足りなかった

もっと買っておけばよかったのは、お菓子やビール、ウイスキーです。

2ヶ月も部屋にいると、ちょっとした楽しみがとても大事になります。

食事だけでなく、気分を変えられる物も備えておきましょう。

日本の薬は多めに持って行く

日本の薬は上海では手に入りにくいので、多めに持って行くと安心です。

外に出られない間は、薬を買いに行くこともできません。

中国駐在の準備で持って行きたい物は、こちらの記事で紹介しています。

ロックダウン解除の日

ロックダウン解除の日:ロードバイクで外を走った

ロックダウンが終わったら、まずロードバイクで外を走りました。

2ヶ月ぶりに、外で体を動かせるようになりました。そのあとは、飲みにも出かけています。

ここでは、解除された日にしたことと、2ヶ月のロックダウンを通して感じたことを、これから赴任する人へのメッセージとして紹介します。

ロードバイクで外を走った

外に出られるようになって、最初にしたのはロードバイクで走ることでした。

部屋の中のスマートローラーではなく、ようやく外を走れるようになりました。

単身赴任中にロードバイクを始めた話は、家族帯同と単身の記事で紹介しています。

飲みに行った

解除されてからは、飲みに出かけました。

外で人と会えるようになったのは、ロックダウンが解除されてからです。

一人で過ごす時間が長かったからこそ、人と話せる大切さを感じました。

一人で抱え込まない

ロックダウンを通して感じたのは、一人で抱え込まないことの大切さです。

一人でいると気が滅入るので、オンラインでもなるべく人と話すようにしていました。

非常時こそ、家族や同僚と連絡を取り合える状態にしておきましょう。

ロックダウンのよくある質問

ロックダウンのよくある質問:ロックダウンの疑問に答える5つの質問

最後に、上海のロックダウンでよくある疑問をまとめました。

帰国は考えなかったか、会社から食料の支援はあったか、家族とはどう連絡したか、部屋から外に出られたか、これから赴任する人の備えはを、私の体験をもとに答えています。

これから中国に赴任する人や、非常時の備えを考えている人の参考に、気になる質問から読んでみてください。

帰国は考えなかったか

私は、帰国を考えたことはありませんでした。

当時は、帰国できるような状況ではなかったからです。

帰国できない場合も考えて、部屋の中で過ごす備えをしておくと安心です。

会社から食料の支援はあったか

私の会社からは、食料や物資の支援はありませんでした。

ただし、会社からの情報は入り、同僚とも話せたので助かりました。

会社の支援は会社によって違うので、自分でも備えておくと安心です。

家族とはどう連絡したか

日本の家族とは、週に2〜3回のビデオ通話で連絡を取っていました。

単身赴任では、家族と顔を見て話せる時間が気持ちの支えになります。

単身赴任中の家族との連絡の取り方は、家族帯同と単身の記事でも紹介しています。

部屋から外に出られたか

4月は、PCR検査のとき以外は部屋から出られませんでした。

5月に入ってからは、同じ棟に陽性者がいないことを前提に、アパートの敷地内に出られるようになりました。

敷地の外に出られるようになったのは、ロックダウンが解除されてからです。

これから赴任する人の備えは

これから赴任する人には、食料の備えと、人と話せる環境づくりをおすすめします。

冷凍食品やお菓子、日本の薬を多めに用意し、部屋の中でできる運動も考えておきましょう。

赴任中のトラブルの体験は、こちらの記事でまとめています。

まとめ|ロックダウンは人と話す

上海のロックダウンは、数日の予定から2ヶ月に延び、部屋の中で在宅勤務と運動をして乗り切りました。

食料は政府の支給と団体購入でまかない、同僚との会話が気持ちの支えになりました。

上海ロックダウンの体験のポイント
  • 浦西は4月1日から約2ヶ月
  • 食料は政府の支給と団体購入
  • 冷凍食品とお菓子とお酒を備える
  • 部屋の中でできる運動を用意
  • 一人で抱え込まず人と話す

赴任前に、非常時でも困らないように、食料と薬の備え、連絡を取れる相手を確認しておいてください。

赴任が決まってからやることは、時期別にこちらの記事でまとめています。

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この記事を書いた人

中国・ドイツに計7年間駐在した元駐在員。
赴任前の準備から現地生活まで、自分が「知りたかった」情報を実体験をもとに発信しています。
海外赴任が決まった方の不安を少しでも減らせたら嬉しいです。

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