海外赴任の準備で、「変換プラグは何個あれば足りるのだろう」「マルチタイプと国専用のタイプ、どちらを買えばいいのか」と迷っていませんか。
変換プラグは安い物なので後回しにしがちですが、赴任先で数が足りないと、スマホやパソコンの充電にも困ります。
- 変換プラグの必要な数
- マルチタイプと専用タイプの選び方
- 変圧器が要る家電と要らない家電の区別
- 日本の延長コードを持って行けるかの迷い
変換プラグは、とりあえず1個あれば大丈夫ですか。



1個では足りません。家族でドイツに赴任したとき、各部屋に1個ずつ置いたら、思ったより足りなくなりました。
私はドイツのミュンヘンに3年、中国の上海に4年駐在し、今も海外出張では毎回2種類の変換プラグを持って行きます。
この記事では、変換プラグの必要な数と選び方、変圧器や延長コードの注意点を、実体験と公式の情報をもとに紹介します。
変換プラグは多めに用意


変換プラグは、必要だと思った数より少し多めに用意するのがおすすめです。
寝室、リビング、仕事をする部屋と、置きたい場所は意外に多く、スマホ、パソコン、ゲーム機と、充電したい物も家族の人数分だけ増えていきます。
ここでは、ドイツと上海で私が用意した変換プラグの数と、足りなくなった理由を紹介するので、買う数を決める目安にしてください。


ドイツは専用タイプを4〜5個
ドイツに赴任するときは、ドイツ専用のタイプを4〜5個、日本で買って持って行きました。
これとは別に、全世界対応のマルチタイプも1個だけ用意しています。
家族3人の暮らしでしたが、これでも余裕はありませんでした。
各部屋に置くと足りなくなる
変換プラグは、各部屋に1個ずつ置くと、思ったより足りなくなります。
部屋ごとに置くだけで部屋の数だけ必要になり、持ち歩く分や予備の分がなくなってしまうからです。
数に迷ったら、部屋の数に1〜2個を足した数を目安にしましょう。
上海では変換プラグが不要
一方で、上海では変換プラグがなくても困りませんでした。
中国のコンセントはいろいろな形のプラグに対応していて、日本のAタイプのプラグもそのまま挿さったからです。
ただし、建物によって違うこともあるので、中国に赴任する人も念のためマルチタイプを1個持っておくと安心です。
変換プラグの種類と選び方


変換プラグには、全世界対応のマルチタイプと、行き先の国専用のタイプがあります。
マルチタイプは1個でいろいろな国に使えて便利ですが、本体が大きくて重いのが弱点です。
専用タイプは小さくて軽いので、赴任先の国が決まっているなら、普段使いは専用タイプ、念のための1個はマルチタイプと分けて考えると選びやすくなります。
全世界対応のマルチタイプ
マルチタイプは、差し込み口を切り替えて、いろいろな国のコンセントに合わせられる変換プラグです。
コンセントの形が分からない国や、何か国も回る出張では、1個あれば安心できます。
乗り継ぎの空港やホテルなど、思わぬ場所で形が違うときの備えにもなります。
行き先の国専用のタイプ
専用タイプは、1つの形にだけ対応した、小さくて軽い変換プラグです。
値段も手頃なので、赴任先で部屋ごとに置くなら、専用タイプをまとめて買うのがおすすめです。
ドイツやイタリアなどのヨーロッパの国では、Cタイプの専用プラグがよく使われています。
マルチタイプが抜けやすい場面
カフェなどの出先で壁のコンセントに挿すと、マルチタイプは抜けやすいことがあります。
マルチタイプは本体が重いので、挿した先に充電器をつなぐと、重さで下向きに力がかかるからです。
こうした場面に備えて、マルチタイプとは別に、その国専用の小さな変換プラグも持っておきましょう。
USB充電器と組み合わせる
スマホの充電は、変換プラグにUSBの充電器を挿して使うのが私のやり方です。
ホテルにUSBの差し込み口があれば使うこともありますが、充電に時間がかかるので、変換プラグを優先しています。
日本で使っているUSBの充電器が100〜240Vに対応しているかは、本体の表示で確認しておきましょう。
国別の変換プラグと電圧


変換プラグを選ぶ前に、赴任先の電圧とコンセントの形を確認しておきましょう。
日本の電圧は100Vですが、海外では220〜240Vの国が多く、コンセントの形も国によってさまざまです。
ここでは、私が赴任や出張で行った国を中心に、電圧とコンセントの形を一覧にまとめたので、自分の行き先と照らし合わせてみてください。
日本は100VのAタイプ
日本の電圧は100Vで、コンセントの形はAタイプです。
Aタイプは、平たい2本の刃が並んだ、日本でおなじみの形です。
海外では電圧も形も違うことが多いので、日本の電化製品は、そのままでは使えないと考えておきましょう。
赴任先の電圧とプラグの比較表
私が赴任や出張で行った国の電圧とコンセントの形を、カシムラの国別の一覧からまとめました。
| 国 | 電圧 | コンセントの形 |
|---|---|---|
| 日本 | 100V | A |
| ドイツ | 127V/230V | A・C・SE |
| イタリア | 125V/220V | A・C・SE |
| 中国 | 110V/220V | A・B・C・BF・B3・O・SE・O2 |
| 韓国 | 220V | A・C・SE |
| インド | 115V/230V/240V | B・C・BF・B3・SE |
※2026年10月時点のカシムラの国別一覧より。同じ国でも、地域や建物によって電圧や形が違うことがあります。
中国は日本のプラグが挿さることも
中国のコンセントには、日本のAタイプのプラグがそのまま挿さるものもあります。
ただし、中国の電圧は220Vなので、形が合っても、100V専用の日本の家電はそのままでは使えません。
挿せるかどうかではなく、使う機器が220Vに対応しているかを必ず確認してください。
変換プラグと変圧器の違い


変換プラグと変圧器は、役割がまったく違うので、混同しないように気をつけましょう。
変換プラグはコンセントの形を合わせるだけの物で、電圧を変える働きはありません。
日本の100V専用の家電を海外で使うには変圧器が必要なので、ここでは、変圧器が要る家電と要らない家電の見分け方と、私の炊飯器の例を紹介します。


変換プラグは形を合わせるだけ
変換プラグは、コンセントの形を合わせるだけで、電圧は変わりません。
メーカーのカシムラも、変換プラグには変圧の機能がなく、使う機器が100〜240Vに対応している場合だけ、変換プラグだけで使えると説明しています。
変換プラグを挿せば日本の家電がそのまま使える、というわけではないので注意しましょう。
パソコンやスマホは変圧器なしで使用可
パソコンやスマホの充電器の多くは、100〜240Vに対応しているので、変圧器は要りません。
ACアダプターや本体に「INPUT 100-240V」と書かれていれば、変換プラグだけで使えます。
持って行く前に、一つずつ表示を確認しておくと安心です。
ドイツでは230V対応の炊飯器
ドイツでは、230Vに対応した炊飯器を買って使いました。
現地の電圧に合った物を使えば、変圧器がいらず、大きな電気を使う家電でも安心して使えます。
赴任が数年に及ぶなら、炊飯器のように毎日使う家電は、現地の電圧に合った物を用意するのも一つの方法です。
上海では1000Wの変圧器
上海では、日本の100Vの炊飯器を1000Wの変圧器につないで使いました。
炊飯器のような熱を出す家電は、消費電力が大きいので、変圧器の容量に気をつける必要があります。
変圧器の容量の選び方は、よくある質問でくわしく紹介します。
変換プラグと延長コード


変換プラグとあわせて用意したいのが、延長コードや電源タップです。
パソコン、スマホ、ゲーム機など、日本から持って行った機器を一度に充電できるので、赴任先の部屋がぐっと使いやすくなります。
ただし、日本の延長コードをそのまま海外で使うのは危ないので、ここでは安全に使える物を紹介します。
日本の延長コードは国内専用
日本で売られている延長コードやテーブルタップは、基本的に日本国内専用です。
パナソニックの公式のFAQでも、海外で使える延長コードやテーブルタップはないと案内されています。
日本の延長コードは125V用が多く、220〜240Vの国のコンセントにつなぐと、発熱などの事故につながるおそれがあります。
海外対応の電源タップ
海外で使うなら、100〜240Vに対応した海外用の電源タップを選びましょう。
私も、カシムラの海外対応の電源タップを持っていました。
コンセントが3口とUSBの差し込み口が付いていて、パソコンやスマホ、Switchなどをまとめて充電するのに便利です。
電源タップは変圧器ではない
海外対応の電源タップは、変圧器ではありません。
タップにつなぐ機器も、それぞれ海外の電圧に対応している必要があり、カシムラも変圧器にタップをつないでのタコ足配線は勧めていません。
100V専用の家電は変圧器に直接つなぎ、タップには100〜240V対応の機器だけをつなぐようにしましょう。
出張で持つ変換プラグ


赴任が終わった今も、海外出張には変換プラグを2種類持って行きます。
出張では、行き先の国やホテルによって、コンセントの形がいろいろ変わります。
ここでは、私が毎回持って行く変換プラグの組み合わせと、実際に使っている2つの商品を紹介するので、赴任のときの準備にも役立ててください。
マルチタイプと専用タイプを1個ずつ
出張には、マルチタイプ1個と専用タイプ1個を毎回持って行きます。
マルチタイプが抜けやすいカフェなどの出先でも、小さな専用タイプなら安心して使えるからです。
2個あれば、パソコンとスマホを同時に充電できるのも助かります。
カシムラのサスケ
マルチタイプは、カシムラのサスケを使っています。
全世界対応のマルチタイプで、行き先のコンセントの形が分からないときも、これ1個あれば安心です。
カシムラのCタイプ2個セット
専用タイプは、カシムラのCタイプの2個セットです。
ヨーロッパ用の小さな変換プラグで、軽いので出先でも抜けにくく、2個入りなので部屋ごとに置くのにも向いています。
変換プラグのよくある質問


最後に、変換プラグと海外の電気でよくある疑問をまとめました。
家族で赴任するときの数や、ホテルのUSBの差し込み口、ドライヤーの扱い、変圧器の容量、変換プラグを買う場所など、準備のときに迷いやすいことを取り上げています。
気になる質問から読んでみてください。
家族帯同なら何個必要か
家族で赴任するなら、部屋の数に1〜2個を足した数を目安にしましょう。
私はドイツに家族3人で赴任したとき、専用タイプを4〜5個とマルチタイプを1個用意しましたが、それでも余裕はありませんでした。
家族帯同か単身赴任かで迷っている人は、こちらの記事も参考にしてください。


ホテルのUSB差し込み口で足りるか
ホテルのUSBの差し込み口は、充電に時間がかかることがあります。
私は、ホテルにUSBの差し込み口があっても、変換プラグにUSBの充電器を挿す方を優先しています。
急いで充電したいときのためにも、変換プラグとUSBの充電器は持って行きましょう。
ドライヤーは持って行けるか
日本の100V専用のドライヤーは、変換プラグだけでは使えません。
ドライヤーは消費電力が大きく、カシムラによると、変圧器を使うなら消費電力の3倍ほどの容量が必要になります。
大きな変圧器は重くて持ち運びにくいので、海外対応のドライヤーを用意するか、現地で買うのがおすすめです。
変圧器の容量の選び方
変圧器は、使う家電の消費電力をカバーできる容量の物を選びます。
カシムラは、ドライヤーや炊飯器のようにモーターを使う家電や熱を出す家電なら、消費電力の3倍をカバーする変圧器を選ぶよう案内しています。
家電の消費電力は、本体の表示や取扱説明書で確認しておきましょう。
変換プラグはどこで買うか
変換プラグは、日本で買っておくのがおすすめです。
私もドイツに赴任するときは、日本で買って持って行きました。
着いたその日から充電が必要になるので、出発前に必要な数をそろえておきましょう。
まとめ|変換プラグは多めに
海外赴任の変換プラグは、必要だと思った数より少し多めに用意することが大切です。
赴任先の電圧とコンセントの形を確認し、マルチタイプと専用タイプを組み合わせて準備しましょう。
- 部屋の数に1〜2個を足した数
- 普段使いは専用タイプ、念のためにマルチタイプ
- 変換プラグに変圧の機能はなし
- 100V専用の家電は変圧器か現地の家電
- 延長コードは海外対応の電源タップ
赴任の準備リストに、変換プラグの数と種類を今のうちに書き込んでおいてください。
海外出張の持ち物と準備の順番は、こちらの記事でまとめています。










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