海外赴任が決まって、「現地の部屋はどうやって探せばいいのか」「写真だけで決めても大丈夫なのか」と不安になっていませんか。
住まいは赴任中の毎日の暮らしを左右するのに、日本から現地の様子を知るのは難しく、決め方を間違えると引越しをやり直すことにもなります。
- 現地での部屋の探し方
- 写真だけで決める不安
- 住むエリアの選び方
- 住んでからのトラブルと退去時の費用
現地の部屋は、写真を見て決めてもいいですか。



写真は上手に写してあるので、必ず内見してください。私はミュンヘンと上海で、合わせて5つの部屋に住みました。
ミュンヘンでは家族帯同で2つ、上海では単身で3つの部屋に住み、仮の家や急な退去も経験しています。
この記事では、2つの国での住まい選びの体験と、部屋を決めるときの条件、住んでから起きたトラブルや退去時の費用まで紹介します。
海外赴任の住まいは内見が必須


海外赴任の住まい選びで一番伝えたいのは、写真だけで決めず、必ず内見することです。
部屋の写真は上手に写してあるので、実際に行ってみないと分からないことがたくさんあります。
ここでは、内見で確かめたいことと、私が上海で内見して部屋を決めた2回の引越しについて紹介するので、部屋探しの前に読んでおいてください。


写真は上手に写してある
部屋の写真は、上手に写してあります。
広さや明るさ、周りの環境は、写真だけでは本当のところが分かりません。
赴任前に日本から部屋を探す場合でも、決める前には、現地で実際に部屋を見ておきましょう。
最寄り駅やバス停からのアクセス
内見では、最寄りの駅やバス停からのアクセスも必ず確認してください。
地図で近く見えても、実際に歩いてみると遠かったり、道が分かりにくかったりすることがあります。
毎日の通勤や買い物、子どもの送り迎えを思い浮かべながら、実際に歩いてみるのがおすすめです。
内見で決めた上海の2回の引越し
上海では、最初の部屋のあとに2回引越しましたが、どちらも内見して決めました。
内見すると、部屋の広さや周りのお店の様子を、自分の目で確かめられます。
引越しの理由はそれぞれ違ったので、くわしくは上海の住まい選びの章で紹介します。
ミュンヘンの住まい選び


ミュンヘンでは、最初の3ヶ月は仮の家に住み、その後で家族用の部屋に引越しました。
私が先に1人で赴任し、家族が来るまでの間は、会社の同僚が決めてくれた仮の家で過ごしています。
家族用の部屋は自分で内見して決めたので、その違いと、部屋を決めるときに大事にした条件を紹介します。
最初の3ヶ月は同僚が決めた仮の家
ミュンヘンに着いて最初の3ヶ月は、会社の同僚が決めてくれた仮の家に住みました。
部屋探しも、会社の同僚が手伝ってくれました。
仮の家は、家族が来るまでの間だけ住むための部屋です。
屋根裏部屋のようで生活しにくい
仮の家は、屋根裏部屋のような部屋で、生活しにくかったです。
仮の家でも、毎日を過ごす場所であることに変わりはありません。
短い期間でも毎日を過ごす場所なので、仮の家もできれば自分で確かめておくと安心です。
内見して決めた家族用の部屋
家族が来る前に、内見して家族用の部屋を決め、そこに引越しました。
部屋は家具付きのアパートで、冷蔵庫や洗濯機などの家電も付いていました。
家族用の部屋を決めるときに大事にした条件は、次の見出しで紹介します。
幼稚園と日本食材店が近いエリア
家族用の部屋は、幼稚園が近く、日本人が多く、日本食材店が近いエリアで選びました。
アパートを決める前に日本人向けの幼稚園を訪問させてもらい、日本人が多い便利なエリアの情報も集めています。
子どもを連れて赴任する人は、こちらの幼稚園の記事も参考にしてください。


上海の住まい選び


上海では、4年の間に3つの部屋に住みました。
最初はコロナ禍だったので帰任者の部屋にそのまま入り、その後、住むエリアを変えるための引越しと、大家さんの都合による急な引越しを経験しています。
部屋探しには会社が契約している不動産業者を使ったので、その流れと、部屋を決めるときに大事にした条件を紹介します。
最初は帰任者の部屋にそのまま入居
上海の最初の部屋は、帰任する人が住んでいた部屋に、そのまま入りました。
着任したのはコロナ禍で、ホテルでの隔離もあり、自分で部屋を探して内見することが難しい時期でした。
前に住んでいた人の部屋なら、家具も家電もそろっていて、すぐに生活を始められます。
会社契約の不動産業者で探す
上海での部屋探しは、会社が契約している不動産業者にお願いしました。
会社が契約している業者なら、会社の決まりに合った部屋を紹介してもらえます。
自分で業者を探す必要がある場合は、日本人の駐在員の対応に慣れた業者を選ぶと安心です。
不便なエリアから日本人が多いエリアへ
1回目の引越しは、日本料理のお店や食材店が少ない、不便なエリアから出るためでした。
最初の部屋は、日本の食材を買うにも食事をするにも、不便な場所にあったのです。
そこで、日本人が多く住んでいるエリアへ引越しています。
自転車3台を置ける広さ
上海で部屋を選ぶときは、部屋に自転車を3台置ける広さも条件にしていました。
自転車は私の趣味で、上海では自転車にお金を使っていたほどです。
趣味の道具が多い人は、置き場所まで考えて部屋を選びましょう。
住まい選びで確認したい条件


私の5回の部屋選びの経験から、部屋を決める前に確認しておきたい条件を4つにまとめました。
家具や家電が付いているか、家賃や敷金を会社が負担してくれるか、日本人が多いエリアか、換気や排気に問題がないかの4つです。
どれも住み始めてから変えるのは難しいので、内見のときに一つずつ確認してください。


家具付きのアパート
私が住んだのは、どれも家具付きのアパートでした。
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、テレビなどの生活に必要な家電も付いていたので、大きな家具や家電を日本から送る必要はありませんでした。
細かい生活用品は、ドイツではIKEA、上海ではニトリでそろえています。
家賃と敷金は会社負担か
家賃や敷金を会社が負担してくれるかは、必ず確認しておきましょう。
私の場合は、家賃も敷金も会社が負担してくれました。
家賃に上限がある会社もあるので、部屋を探す前に会社の規程を確認しておくと、候補を絞りやすくなります。


日本人が多いエリア
ミュンヘンでも上海でも、日本人が多いエリアを選びました。
日本人が多いエリアには、日本食材店や日本料理のお店が集まっていることが多く、生活の情報も手に入りやすくなります。
初めての海外赴任なら、まずは日本人が多いエリアから探すと安心です。
換気と排気
内見のときは、換気と排気も確認しておきたい点です。
上海のアパートでは、ほかの部屋の料理の匂いが入ってくることがありました。
キッチンや浴室の換気扇がしっかり動くか、窓を開けて風が通るかを、内見のときに確かめておきましょう。
海外の住まいで起きたトラブル


海外の住まいでは、日本では経験しなかったトラブルも起きました。
上海では、階下からの苦情、ほかの部屋からの料理の匂い、大家さんの都合による急な引越し、ロックダウンでアパートから出られない生活を経験しています。
どれも事前に知っておくと備えられることなので、私の体験を正直に紹介します。
自転車トレーニングの音で階下から苦情
上海では、階下の人から音の苦情が来たこともありました。
部屋の中でスマートローラーを使って自転車のトレーニングをしていたので、今思えば苦情が来ても当然だったのかもしれません。
厚めのマットを敷いてからは、苦情は来なくなりました。
他の部屋から入る料理の匂い
上海のアパートでは、ほかの部屋の料理の匂いが入ってくることがありました。
建物の排気や換気に問題があったようです。
匂いの問題は写真では分からないので、内見のときに換気の様子を確かめておきましょう。
大家さんの都合で2週間後に退去
2回目の引越しは、大家さんの都合で、2週間後に出ていくように急に言われたためでした。
2週間で次の部屋を探して引越すのは、とても慌ただしいものです。
海外では、こうした急な退去を求められることもあると、頭の片隅に置いておきましょう。
ロックダウンで2ヶ月アパートの中
上海では、ロックダウンで2ヶ月間、アパートの中で過ごしました。
部屋から出られない生活では、部屋の広さや住み心地が、そのまま毎日の過ごしやすさになります。
家で過ごす時間が長くなっても困らない部屋かどうかも、選ぶときの目安になります。
住まいの退去時の費用請求


海外の住まいでは、退去するときに費用を請求されることがよくありました。
私の場合、ミュンヘンでは2回とも、上海では3回のうち1回、部屋の汚れなどを理由に費用を請求されています。
退去のときに慌てないように、私の体験と、入居のときにしておきたい準備を紹介します。
ミュンヘンは2回とも請求
ミュンヘンでは、2回の退去のどちらでも、費用を請求されました。
理由は、部屋の汚れなどです。
ドイツに赴任する人は、退去のときに費用がかかるかもしれないと考えておきましょう。
上海は3回中1回
上海では、3回の退去のうち1回、費用を請求されました。
こちらも、部屋の汚れなどが理由です。
部屋の使い方や大家さんによって変わるので、どの国でも退去の費用には注意しましょう。
入居時に部屋の状態を記録
退去のときに困らないためには、入居したときの部屋の状態を記録しておくのがおすすめです。
入居した日に、壁や床、家具の傷や汚れを写真に撮っておけば、もとからあった傷かどうかを説明しやすくなります。
帰任のときの部屋の解約は会社が対応してくれましたが、費用の話し合いに備えて、記録は自分でも残しておきましょう。
海外赴任の住まいのよくある質問


最後に、海外赴任の住まい選びでよくある疑問をまとめました。
家賃は会社負担か、家具や家電は付いているか、日本から内見できないときはどうするか、ドイツの家電は小さいか、部屋探しは誰に頼むかなど、部屋探しの前に気になることを取り上げています。
気になる質問から読んでみてください。
家賃は会社負担か
私の場合は、家賃も敷金も会社が負担してくれました。
ただし、家賃の上限や負担の範囲は会社によって違います。
部屋を探す前に、会社の海外赴任の規程で確認しておきましょう。
家具や家電は付いているか
私が住んだ部屋は、どれも家具と家電が付いていました。
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、テレビなどがそろっていたので、日本から大きな物を送る必要はありませんでした。
引越しの荷物の分け方は、こちらの記事で紹介しています。


日本から内見できないときは
すぐに内見できないときは、仮の部屋に住んでから、現地で内見して決める方法もあります。
私もミュンヘンでは最初の3ヶ月を仮の家で過ごし、上海では最初に帰任者の部屋に入ってから、内見して引越しました。
最初の部屋は仮と考えて、現地に慣れてから自分の目で選ぶのも一つの方法です。
ドイツの家電は小さいか
私が住んだミュンヘンの部屋では、冷蔵庫や洗濯機が小さいと感じることはありませんでした。
家電の大きさは部屋によって違うので、家族の人数が多い場合は、内見のときに確認しておきましょう。
日本から家電を持って行く場合は、電圧やプラグの違いにも気をつけてください。


部屋探しは誰に頼むか
私は、ミュンヘンでは会社の同僚に、上海では会社が契約している不動産業者に手伝ってもらいました。
会社に契約している業者があれば、まずはそこに相談するのが安心です。
会社に頼れる人がいない場合は、日本人の駐在員の対応に慣れた不動産業者を探しましょう。
まとめ|住まいは必ず内見
海外赴任の住まい選びは、写真だけで決めず、必ず内見することが大切です。
最寄りの駅やバス停からのアクセス、日本人が多いエリアかどうか、換気や排気も、内見のときに自分の目で確かめましょう。
- 写真を信じず必ず内見
- 最寄りの駅やバス停からのアクセスを確認
- 日本人が多く日本食材店が近いエリア
- 家賃や敷金の会社負担を規程で確認
- 入居時に部屋の状態を写真で記録
部屋探しを始める前に、まずは会社の規程で家賃の条件を確かめ、赴任先の日本人が多いエリアを調べてみてください。
赴任が決まったらやることは、時期別にこちらの記事でまとめています。










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