海外赴任中の一時帰国が近づいて、「限られた日数で何を済ませればいいのか」「お土産や持ち帰る物はどうしよう」と迷っていませんか。
一時帰国は年に1回、1週間ほどしかないことが多いので、やることを決めておかないと、あっという間に赴任先へ戻る日が来てしまいます。
- 一時帰国でやることの優先順位
- 日本の病院や銀行の手続き
- お土産と持ち帰る物の準備
- 帰国中の仕事の連絡への不安
一時帰国の1週間は、何を優先すればいいですか。



歯医者や銀行など日本でしかできない用事を早めに済ませて、残りは思い切り家族と過ごすのがおすすめです。
私はドイツのミュンヘンに3年、中国の上海に4年駐在し、毎年の一時帰国で、歯医者や銀行の手続き、会社への出社などを済ませてきました。
この記事では、一時帰国でやることと出発前の準備、持ち物とお土産、コロナ禍の一時帰国の体験まで紹介します。
一時帰国は年1回1週間


私の会社の一時帰国の制度は、年1回、1週間ほどでした。
ドイツでは年末年始、上海では春節の休みに合わせて日本に帰り、交通費は家族の分も含めて会社が出してくれました。
一時帰国の回数や費用の出し方は会社によって違うので、ここでは私の場合を紹介しながら、赴任前に確認しておきたい点をまとめます。
会社の制度で年1回
一時帰国は、会社の制度で年1回と決まっていました。
コロナ禍の上海でも、一時帰国は年に1度でした。
回数が限られているので、1回の一時帰国でやることを、出発前に決めておくことが大切です。
家族の分も交通費は会社負担
一時帰国の交通費は、家族の分も含めて会社が負担してくれました。
家族で赴任していたドイツのときも、自分だけで赴任していた上海のときも、自分で航空券代を払うことはありませんでした。
会社によって、対象になる家族の範囲や座席のクラスが違うこともあるので、赴任前に規程を確認しておきましょう。
年末年始や春節に1週間
一時帰国は、ドイツでは年末年始、上海では春節に合わせていました。
現地の会社が休みになる時期なので、仕事への影響を少なくできます。
ただし、この時期は航空券が高く、空港も混み合うので、早めに予約しておきましょう。
一時帰国でやること


一時帰国の1週間でやることは、日本でしかできない用事を中心に決めていました。
私の場合は、歯医者、気になることがあるときの病院、銀行の手続き、会社への出社の4つです。
どれも赴任先では済ませにくいことばかりなので、一時帰国の日程が決まったら、予約が必要なものから先に押さえておきましょう。


歯医者と気になる病院
一時帰国のたびに行っていたのが、歯医者です。
ほかにも、体のことで気になることがあれば、日本の病院で診てもらいました。
日本の病院は言葉の心配がないので、一時帰国は体の状態を確かめるよい機会になります。
銀行の手続き
日本の銀行の手続きも、一時帰国の間に済ませていました。
窓口でしかできない手続きは、赴任先からでは対応できません。
銀行の窓口は平日の昼間しか開いていないことが多いので、年末年始や連休に帰るときは、営業日を確認しておきましょう。
会社への出社
一時帰国の間に、日本の会社にも出社していました。
日本の上司や同僚と直接顔を合わせられるのは、一時帰国ならではの機会です。
出社の日は、日本側の予定を早めに確認して、無理のない日程を組みましょう。
一時帰国の前の準備


一時帰国を快適に過ごすには、出発前の準備も大切です。
日本に着いてすぐにスマホが使えるか、病院に行くときに何が必要か、日本円をどう用意するかで、1週間の過ごしやすさは大きく変わります。
ここでは、私が一時帰国の前に確認していたことと、空港で役に立ったクレジットカードを紹介するので、出発前の確認リストとして使ってください。
日本の電話番号とスマホ
日本の電話番号を残しておくと、一時帰国のときに着いてすぐスマホが使えます。
私は上海に赴任するときに楽天モバイルで日本の番号を残していたので、一時帰国のたびに日本のSIMを用意する手間がありませんでした。
日本の電話番号を残す方法は、こちらの記事でくわしく紹介しています。


健康保険証は日本に残す
私は赴任中、健康保険証を日本に残したままにして、一時帰国のときに病院で使っていました。
会社の健康保険に入ったまま赴任していれば、一時帰国のときも日本の病院で健康保険を使えます。
ただし、今は従来の健康保険証が使えなくなり、マイナ保険証か資格確認書が必要になっているので、赴任前に会社の健康保険組合に確認しておきましょう。
日本円の引き出し方
上海からの一時帰国では、中国の銀行の銀聯カードを使い、日本のコンビニのATMで日本円を引き出したことがあります。
日本の銀行口座を残しておけば、日本のキャッシュカードでもお金を引き出せるので安心です。
赴任中のお金の動かし方は、こちらの記事でくわしく紹介しています。


航空会社のラウンジとカード
一時帰国のときに役立ったのが、デルタ・アメックス・ゴールドです。
飛行機が遅れたときは空港のラウンジで落ち着いて待てて、チェックインの優先カウンターも使えたので、一時帰国の移動が快適でした。
年に1回の一時帰国でも、空港での待ち時間が楽になるカードがあると助かります。


一時帰国の持ち物とお土産


一時帰国では、行きのお土産と、帰りに持ち帰る物の両方を考える必要があります。
私は、赴任先の同僚へのお土産は日本の地元のお菓子、日本の両親へのお土産は現地のお菓子と決めていました。
帰りは日本で買った調味料や薬で荷物が増えるので、行きの荷物は少なめにしておくのがおすすめです。


赴任先の同僚には地元のお菓子
赴任先の同僚へのお土産は、日本の地元のお菓子を選んでいました。
自分の出身地の物なら、渡すときに話のきっかけにもなります。
一方で、日本の会社へのお土産は買っていませんでした。
日本の両親には現地のお菓子
日本の両親には、現地のお菓子や即席スープを買って帰りました。
ドイツのときは、ドイツのグミのハリボーもお土産の定番です。
上海のときは、家族へのお土産は特に買っていません。
日本で買って持ち帰る食べ物と薬
赴任先に戻るときは、日本の食べ物と薬を買って持ち帰りました。
- 調味料
- お菓子
- レトルト食品
- 胃腸薬
- 風邪薬
- 目薬
使い慣れた薬は赴任先では手に入りにくいので、一時帰国のたびに買い足しておくと安心です。
大事な物は機内持ち込みに
帰りの荷物は、大事な物を機内持ち込みに入れておきましょう。
私は一時帰国からミュンヘンに戻るとき、パリ経由の乗り継ぎでスーツケースが3日間届きませんでした。
パソコンは機内持ち込みにしていたので大きく困りませんでしたが、仕事道具や薬は手元に置いておくと安心です。


コロナ禍の一時帰国


コロナ禍の上海からの一時帰国は、今とはまったく違う大変さがありました。
日本を出る前にはPCR検査が義務になっていて、上海に着いたあとは2〜3週間の隔離が待っていました。
今は当時のような決まりはありませんが、感染症の流行などで入国のルールが急に変わることもあるので、当時の体験と、出発前に確認しておきたいことを紹介します。
日本出国前のPCR検査
コロナ禍の一時帰国では、日本を出る前のPCR検査が義務になっていました。
決められた期限の中で検査を受けて結果を用意する必要があり、その準備が大変でした。
検査の予約や日程の調整まで考えると、一時帰国の日程にも余裕が必要です。
上海到着後の2〜3週間の隔離
上海に戻ったあとは、2〜3週間の隔離がありました。
1週間の一時帰国のために、戻ってから2〜3週間隔離されるのは大きな負担です。
隔離の期間も含めて、仕事の予定を調整しておく必要がありました。
制度が変わるので最新情報を確認
入国のルールは、国や時期によって急に変わることがあります。
一時帰国の前には、赴任先の国の大使館や、外務省の海外安全ホームページで最新の情報を確認しておきましょう。
会社が独自のルールを決めている場合もあるので、人事や総務からの案内も見落とさないようにしてください。
一時帰国は家族との時間


一時帰国で一番大切にしてほしいのは、家族と過ごす時間です。
赴任中に仕事に専念できるのは、家族の支えがあってこそだと、私は2回の赴任で実感しました。
ここでは、一時帰国を家族との時間にするために、私が大切だと思うことと、仕事の電話に振り回されないための準備を紹介します。
家族のおかげで仕事に専念
赴任先で仕事に専念できる環境は、家族のおかげでできているものです。
上海のときは、妻がフルタイムで働きながら、日本で子どもたちの面倒を見てくれていました。
ドイツのときも、家族が一緒に来てくれたことで、慣れない土地での生活を乗り切れました。
思い切り家族サービス
だからこそ、一時帰国のときは思い切り家族サービスをするのがおすすめです。
日本でしかできない用事は早めに済ませて、残りの日は家族のために使いましょう。
年に1度の一時帰国は、家族への感謝を伝えるよい機会です。
引き継ぎで仕事の電話を減らす
仕事の引き継ぎをしていないと、帰国中に会社から電話が来ます。
せっかくの家族との時間を守るためにも、一時帰国の前には、仕事の引き継ぎを十分にしておきましょう。
誰に何を任せたかを現地のメンバーと確認しておけば、帰国中も安心して休めます。
一時帰国のよくある質問


最後に、一時帰国の準備でよくある疑問をまとめました。
一時帰国の費用や日数、運転免許の更新、住民票がないときの病院、スーツケースが届かないときの備えなど、赴任前に知っておきたいことを取り上げています。
気になる質問から読んでみてください。
費用は誰が出すか
一時帰国の交通費は、会社の制度で出ることが多いです。
私の会社では、年1回の一時帰国の交通費が、家族の分も含めて会社から出ました。
対象になる回数や家族の範囲は会社ごとに違うので、赴任前に規程を確認しておきましょう。
何日くらい帰れるか
私の場合は、1回の一時帰国が1週間ほどでした。
年末年始や春節など、赴任先の会社が休みになる時期に合わせると、休みを取りやすくなります。
日数が短いので、日本でやることを出発前にリストにしておくのがおすすめです。
運転免許の更新はどうするか
海外にいるなどの理由があれば、更新期間の前でも、一時帰国のときに更新できる場合があります。
私はたまたま更新の時期が赴任期間から外れていましたが、赴任中に更新の時期が来る人は、一時帰国の前に、都道府県の警察の案内で手続きを確認してください。
海外にいる間に有効期限が過ぎてしまっても、失効から3年以内で、帰国してから1か月以内なら、学科試験と技能試験が免除される手続きがあります(警視庁の案内)。
住民票がなくても病院に行けるか
海外に転出して住民票がなくても、会社の健康保険に入っていれば、日本の病院で健康保険を使えます。
私も赴任中は、日本に残していた健康保険証を一時帰国のときに使っていました。
今はマイナ保険証か資格確認書が必要になっているので、どちらで受診するかを、赴任前に会社の健康保険組合に確認しておきましょう。
スーツケースが届かないときの備え
乗り継ぎのある便では、スーツケースが届かないことも起こります。
私もパリ経由でミュンヘンに戻るとき、スーツケースが3日間届きませんでした。
仕事道具や薬、1〜2日分の着替えは、機内持ち込みの荷物に入れておくと安心です。
まとめ|一時帰国は家族との時間
海外赴任中の一時帰国は、日本でしかできない用事を早めに済ませて、残りは家族と過ごすことが大切です。
年に1回、1週間ほどの限られた時間なので、出発前にやることと持ち物を決めておきましょう。
- 歯医者・病院・銀行・出社は早めに予約
- 日本の電話番号を残してすぐスマホを使用
- 病院はマイナ保険証か資格確認書で受診
- 帰りは調味料や薬を買い足し
- 大事な物は機内持ち込み
- 仕事の引き継ぎをして思い切り家族サービス
次の一時帰国の日程が決まったら、まずは歯医者の予約と仕事の引き継ぎから始めてみてください。
赴任中の生活を支えるクレジットカードの選び方は、こちらの記事でまとめています。








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