【上海4年】中国駐在の準備は順番が大事|VPN・決済・スマホ

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中国駐在の準備で大切なスマホ決済とVPNを表したイラスト

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中国駐在が決まって、「LINEやGoogleが使えない」「現金がほとんど使えない」と聞き、不安になっていませんか。

中国では、日本で当たり前に使っているサービスや支払い方法が、そのままでは通用しない場面が多くあります。

こんな不安はありませんか
  • 現地でのスマホとネットの使い方
  • LINEやGoogleの使い方
  • 着任直後の支払い手段
  • AlipayとWeChat Payの違い
  • 日本から持っていくべき物

中国駐在が決まったけれど、ネットや支払いがどうなるのか分からず不安です。

私も上海に4年単身で駐在しましたが、準備の順番さえ押さえれば困ることはぐっと減ります。

私は2020〜2024年の4年間、上海に単身で駐在しました。

この記事では、その経験をもとに、中国駐在の準備を「出発前→着任直後→定住後」の順番でお伝えします。

当時の体験に加えて2026年時点の最新情報も分けて紹介するので、今から赴任する方もそのまま参考にできるはずです。

目次

中国駐在の準備は順番が大事

中国駐在の準備は順番で決まる

最初に結論をお伝えすると、中国駐在は「何を、どの順番で準備するか」で着任後の快適さが大きく変わります。

日本では着いてから何とかなることでも、中国ではネットや支払いの仕組みが違うため、出発前にしかできない準備があるからです。

ここでは準備を3つの時期に分けて全体像をつかみ、見落としがちな着任直後の空白期間についてもお伝えします。

出発前と着任直後と定住後の3段階

中国駐在の準備は、出発前・着任直後・定住後の3段階に分けて考えると整理しやすくなります。

出発前は日本でしかできない準備、着任直後は現地の口座や携帯番号がない期間の乗り切り方、定住後は現地の仕組みに合わせた使い方が中心です。

時期ごとに最適な方法が変わるのが、中国ならではの特徴です。

給与が入るまでの空白期間

私が着任した2020年はコロナ禍で、2週間のホテル隔離のあと銀行口座を作るまでに2〜3週間、そこから給与が振り込まれるまでにさらに約1ヶ月かかりました。

隔離のない今なら、私の場合の日数で考えると着任から給与まで約1ヶ月半が空白期間の目安です。

その間は現地のお金が手元にないので、日々の支払いをどうするかを出発前に考えておくことが大切です。

筆者の場合は2020年のコロナ禍でホテル隔離2週間、銀行口座の開設まで2〜3週間、給与まで約1ヶ月。隔離のない今から赴任する人の目安は約1ヶ月半

時期別の準備一覧表

時期ごとにやることを、ネット・決済・持ち物の3つに分けて表にまとめました。

詳しい内容は、このあと時期ごとに説明していきます。

項目出発前(日本で)着任直後(給与が入るまで)定住後
ネットVPNを契約、ローミングeSIMを用意ローミングeSIMで通信中国SIMとVPN
決済VisaかMastercardを用意日本のカードをAlipayなどに登録中国の銀行口座と紐付け
持ち物日本の薬を多めに用意足りない物は現地で購入一時帰国で補充

出発前に日本でやる準備

VPNとクレジットカードは日本で準備

中国駐在の準備で一番大切なのが、日本にいるうちに済ませておかなければならない準備です。

中国に着いてからでは手続きが難しくなるものがあり、後回しにすると、着任直後のネットや支払いで困ることになります。

ここでは、出発前に必ずやっておきたい3つの準備を、上海での私の体験を交えながら順番に紹介します。

VPNは日本で契約

最優先でやってほしいのが、VPNを日本にいるうちに契約しておくことです。

中国ではGoogleやLINEなどが規制されていて、VPNの公式サイトも中国国内からは開きにくいため、現地で契約しようとしてもうまくいかないことがあります。

私は日本でセカイVPNを契約して渡航しましたが、現地では日本で契約せずに来て困っている駐在員を実際に見かけました。

Visa・Mastercardのクレジットカード

次に用意しておきたいのが、VisaかMastercardのクレジットカードです。

今はAlipayやWeChat Payに日本のクレジットカードを登録して使えるので、着任直後の支払い手段になります。

海外赴任で使いやすいカードは、別の記事で実体験をもとに比較しています。

着任直後のネット手段の確保

着任直後は中国の携帯番号がまだないため、最初のネット手段を日本で用意しておくことが欠かせません。

今なら、日本で予約して設定まで済ませておけるローミング型のeSIMが便利です。

私の着任時は会社から支給された海外携帯があったので、会社から何が支給されるのかも事前に確認しておくと安心です。

着任直後の通信と支払いの準備

給与が入るまでの空白期間に備える。今から赴任する人の目安は約1ヶ月半

着任してから中国の携帯番号や銀行口座が使えるようになるまでには、思っている以上に時間がかかります。

コロナ禍だった私の場合は、2週間のホテル隔離もあったため、給与が現地通貨で入るまでに約2ヶ月かかりました。

ここでは、当時の私の体験と、今から赴任する方向けの最新の方法を分けて、それぞれ具体的にお伝えします。

コロナ禍のホテル隔離とネット環境

2020年に上海へ着任したときは、コロナ禍のため2週間のホテル隔離から始まりました(現在は隔離はありません)。

その間は、日本から支給された海外携帯(ガラケー)のテザリングと個人のスマホ、ホテルのWi-Fiで過ごしました。

現地のSIMを手に入れるまでは、テザリングのせいか通信が遅くて不便でした。

ローミングeSIMならVPNなしで使える理由

今から赴任する方には、ローミング型のeSIMをおすすめします。

ローミング型のeSIMは、中国の基地局につながりながらも通信は香港など中国国外を経由するため、VPNなしでLINEやGoogleが使えます。

ただしすべてのeSIMが対応しているわけではないので、「VPN不要」や「LINE・Google対応」と明記されたプランを選んでください。

ローミングeSIMを選ぶポイント
  • VPN不要の明記
  • LINE・Google対応の明記
  • 日本での事前設定

たとえばeSIM-sanは、中国でVPNなしでLINEやGoogleが使えるとうたう中国向けのプランを出しています。

私の着任時は会社支給の携帯だったため使ったことはありませんが、プランの内容は公式サイトで確認できます。

銀行口座開設までの2〜3週間

私の場合、ホテル隔離が明けてから中国の銀行口座を作るまでに2〜3週間かかりました。

さらに口座ができてから、給与が現地通貨で振り込まれるまでに約1ヶ月必要でした。

口座開設の手続きや時期は会社や銀行によって違うため、赴任先の総務担当や先輩駐在員に早めに確認しておくと安心です。

先輩駐在員からの送金でしのいだ2ヶ月

給与が入るまでの間は、すでに駐在している方からAlipayやWeChat Payにお金を振り込んでもらい、日々の支払いをしていました。

同じ会社や日本人の知り合いに頼れる人がいるかどうかは、着任直後の生活に大きく影響します。

今は日本で作ったクレジットカードをAlipayなどに登録して支払えるので、次に紹介する方法もあわせて準備しておきましょう。

今なら日本のカードで使えるAlipay

2026年時点では、日本のVisaやMastercardをAlipayやWeChat Payに登録して支払いができます。

1回200元以下の支払いには手数料がかからず、200元を超えると約3%の手数料がかかります。

条件は変わることがあるので、北京市政府の案内(2026年4月)や、各カード会社の海外利用の手数料もあわせて確認してください。

定住後の中国駐在の通信環境

中国SIMに切り替えるとVPNが必須

中国の携帯番号や銀行口座がそろうと、いよいよ着任直後の仮の環境から、現地の仕組みに合わせた生活が始まります。

ここで大きく変わるのがネットの使い方で、出発前にVPNを契約しておいたことが本当に生きてくるのがこの時期です。

私が4年間続けてきた、VPNとApple製品を組み合わせた通信環境を、実際の使い方とあわせて紹介します。

中国SIMで必要になるVPN

中国の携帯番号(中国SIM)に切り替えると、通信が中国国内の規制の対象になるため、VPNなしではLINEやGoogleが使えなくなります。

着任直後にローミング型のeSIMで使えていたサービスも、中国SIMに変えたあとはVPNが必要です。

だからこそ、VPNは出発前に日本で契約しておくことが大切なのです。

出発前はVPNを契約、着任直後はローミングeSIMでVPNなしで通信、定住後は中国SIMでVPNが必要になる流れ

iMessageとWeChat中心の連絡

私の場合、現地での連絡はiMessageとWeChatが中心になりました。

知り合いとは通常WeChatでつながるため、LINEを使う頻度はそれほど多くありませんでした。

LINEを使うのは、必要なときにVPNにつなぐ程度でした。

Apple製品で統一したプライベート環境

プライベートでは、Googleのサービスは使わず、Appleのサービスで統一していました。

メールはiCloudメールを使い、iPhoneとApple Watchに加えて、赴任のタイミングでパソコンもMacBookに切り替えました。

実際に使ってみてとても快適だったので、中国駐在ではおすすめの組み合わせです。

Googleは必要なときだけVPN

どうしてもGoogleのサービスを使いたいときは、そのときだけVPNをつないで使っていました。

普段使うサービスをVPNなしで使えるものにしておくと、VPNの接続が不安定なときにも困りにくくなります。

常にVPNに頼らない環境をつくっておくことが、中国駐在を快適に過ごすコツだと感じています。

中国駐在の決済アプリの使い分け

お店での支払いはAlipay、送金はWeChat Pay

中国では、お店でもタクシーでも、AlipayかWeChat PayのQRコード決済が当たり前で、現金を使う場面はほとんどありません。

私は4年間、2つのアプリを場面によって使い分けていましたが、結論から言うとどちらを主に使っても困ることはありません。

ここでは、私の実際の使い分けと、それぞれの便利なポイントを紹介します。

お店での支払いはAlipay

お店での支払いには、主にAlipayを使っていました。

日常のお店での買い物は、Alipayで済ませることが多かったです。

着任直後も、先輩駐在員に送金してもらったお金をアプリで使って生活していました。

知り合いとの送金はWeChat Pay

一方で、知り合いとのお金のやり取りにはWeChat Payを使っていました。

中国では知り合いとは通常WeChatでつながるので、そのまま送金できるWeChat Payのほうが便利です。

結果として、使う回数はWeChat Payのほうが多くなりました。

WeChat Payの便利な割り勘機能

WeChat Payで特に便利だったのが、割り勘機能です。

食事の支払いなどを、その場で簡単に人数分に分けて精算できます。

同僚や知り合いとの食事が多い単身赴任では、重宝する機能でした。

どちらを主に使っても困らない理由

AlipayとWeChat Payは、どちらも生活のほとんどの場面で使えます。

私は場面で使い分けていましたが、どちらか一方をメインにしても大きく困ることはないと思います。

迷ったら両方を登録しておき、使いやすいほうを中心にするのがおすすめです。

中国駐在の持ち物の準備

薬だけは日本から多めに持参

中国駐在の準備というと、日本からたくさんの物を持っていかなければと考えて、荷物が多くなってしまう方も多いと思います。

しかし私が4年間暮らした上海では現地で買える物が多く、日本から持っていくべき物は思ったほど多くありません。

持ち物の準備は、「現地で手に入らない物」に絞るのが、荷物を減らして身軽に赴任するための正解です。

上海ではほとんど何でも手に入る現実

上海では、日本の物を含めてほとんど何でも手に入ります。

実際に4年間暮らして、日用品で困ることはほとんどありませんでした。

日用品を大量に持っていくより、現地で買えばよいと割り切ると荷物を減らせます。

日本の薬は多めに持参

例外として、日本の薬は現地では買えないので、多めに持っていくことをおすすめします。

風邪薬や胃腸薬など、普段から使い慣れている薬は特に準備しておきたいところです。

薬の持ち込みには量などの決まりがある場合もあるため、心配な方は事前に確認しておくと安心です。

変換プラグと電源まわり

中国の電圧は220Vで、コンセントの形も日本とは異なります。

日本の家電をそのまま使うと故障の原因になることがあるため、変換プラグや電圧に対応した機器を確認しておきましょう。

変換プラグの選び方は、こちらの記事で詳しくまとめています。

中国駐在の準備のよくある質問

中国駐在の準備に関するよくある質問

最後に、中国駐在の準備でよく迷うポイントを、赴任前の方が気になりやすい質問と答えの形でまとめました。

私の上海での4年間の体験と2026年時点の最新情報をもとに、できるだけ具体的にお答えします。

気になる質問だけ拾い読みしても分かるように書いているので、出発前の準備のチェックリストとして使ってください。

準備を始める時期の目安

赴任が決まったら、VPNの契約とクレジットカードの準備から始めるのがおすすめです。

どちらも日本にいるうちに済ませておきたい準備で、クレジットカードは発行までに時間がかかることもあります。

渡航の直前に慌てないよう、内示を受けたら早めに取りかかりましょう。

現地でのVPN契約の可否

現地での契約はおすすめしません。

VPNの公式サイトやアプリが中国国内からは使いにくく、契約できずに困る可能性があります。

私の周りにも、日本で契約せずに渡航して困っている駐在員がいました。

LINEやGoogleの使い方

着任直後はローミング型のeSIM、定住後はVPNを使うのが基本です。

ローミング型のeSIMならVPNなしで使え、中国SIMに切り替えたあとはVPN経由で使えます。

私はLINEやGoogleを使う機会を減らし、必要なときだけVPNにつないでいました。

銀行口座なしでのキャッシュレス決済

2026年時点では、日本のクレジットカードをAlipayやWeChat Payに登録すれば、中国の銀行口座がなくても支払いができます。

1回200元を超える支払いには約3%の手数料がかかる点に注意してください。

銀行口座ができたら、日本のカードで払うときの手数料がかからない現地の口座を中心にするとよいでしょう。

給与が入るまでの生活費の工面

私の場合は、先輩駐在員にAlipayやWeChat Payへ送金してもらい、給与が入るまでの約2ヶ月をしのぎました。

今は隔離がないぶん期間は短くなり、日本のクレジットカードを登録して支払う方法もあります。

口座開設や給与の振り込みまでにかかる期間を、事前に会社に確認しておくと安心です。

AlipayとWeChat Payの選び方

結論としては、どちらを選んでも大丈夫です。

私はお店ではAlipay、知り合いとのやり取りや割り勘ではWeChat Payを使っていました。

迷ったら両方を登録して、自分に合うほうをメインにしてみてください。

まとめ|順番で決まる中国駐在

中国駐在の準備は、出発前・着任直後・定住後の順番を押さえておけば、着任後に慌てる場面を大きく減らせます。

最後に、時期ごとのポイントを振り返っておきましょう。

中国駐在の準備 時期別のポイント
  • 出発前はVPN契約とクレジットカード
  • 着任直後はローミングeSIMと日本のカード決済
  • 給与が入るまでの資金計画
  • 定住後は中国SIMとVPNの併用
  • 持ち物は日本の薬を多めに

特にVPNの契約は、日本を出てしまうと難しくなる準備です。

赴任が決まったら、まずはVPN選びから始めてみてください。

中国で実際に使えるVPNは、こちらの記事で比較しています。

家族を連れて行くか単身で行くかで迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください。

英語に不安がある方は、TOEIC350点でドイツに赴任した私の体験も参考にしてください。

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この記事を書いた人

中国・ドイツに計7年間駐在した元駐在員。
赴任前の準備から現地生活まで、自分が「知りたかった」情報を実体験をもとに発信しています。
海外赴任が決まった方の不安を少しでも減らせたら嬉しいです。

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