はじめに
海外赴任が決まったとき、誰もが最初に悩むのが「住まい選び」。
日本とは物件の常識が大きく異なり、国ごとに“当たり前”が違うため、最初の判断が今後の生活を大きく左右します。
私自身も中国・ドイツに駐在した際、
「壁が薄く、少しの音で階下の方からの苦情」
「写真ではキレイなのに、水回りが弱くカビだらけになった」
など、現地に住んで初めて分かったことがたくさんありました。
この記事では、これから海外赴任する方に向けて、
- 国ごとの住まいの特徴
- 家族帯同と単身赴任で変わる“正解”
- 内見で必ず見るべきポイント
- 契約の注意点
- トラブルを防ぐコツ
をまとめて解説します。
これから海外での生活をスタートするあなたが、
「安全で快適に暮らせる住まい」を選べるように、実体験ベースで分かりやすくガイドします。
海外赴任準備の全体像をまだ整理できていない方は、
👉 「海外赴任準備の全体ロードマップ」 を先に確認しておくと失敗を防げます。
海外赴任の住まい選びは、国や家族構成によって正解が大きく変わります。
本記事では、これから海外赴任する方・駐在中の方に向けて、
失敗しない住まい選びの考え方と実践ポイントをまとめました。
この記事でわかること
- 家族帯同・単身赴任別に見る、海外赴任で「後悔しない住まいの条件」
- 物件選び・契約時に必ず確認すべきポイントと、よくあるトラブル回避策
- 中国・ドイツ駐在の実体験から学ぶ、海外ならではの注意点と対処法
「家賃が安いから」「会社に近いから」だけで決めてしまうと、
海外生活のストレスは一気に増えてしまいます。
この記事を読めば、赴任後に「失敗した…」と感じない住まい選びの判断軸が手に入ります。
海外赴任の住まい選びは“最初が肝心”な理由
住まいが駐在生活の満足度を8割決める
海外生活では、家にいる時間の密度が日本より高くなりがちです。
特に、安全性・生活環境・通勤時間は、毎日のストレスに直結します。
例えば、
- 近くに買い物できる場所がない
- 建物の遮音性が低く、隣人問題が起きやすい
- 夜になると治安が一気に悪化する
こうした “住まい関連の不満” は、赴任者のストレスの大きな原因になります。
家族帯同か単身かで必要条件が大きく変わる
同じ海外生活でも、必要な条件は大きく変わります。
家族帯同の場合:
- 学校や幼稚園へのアクセス
- 日本人コミュニティとの距離
- スーパー・病院が近い
- 安全性が高い地域
単身赴任の場合:
- 通勤が楽
- コスパのよい物件
- 日常生活の動線が軽くなる
優先順位がガラッと変わるので、最初に「どんな生活をしたいか」を整理しておくことが重要です。
日本とは違う「海外物件の常識」を理解しよう
海外では、
- エレベーターがない
- バスタブがない(シャワーだけ)
- 冬は室内が極寒(断熱が弱い)
- 管理会社が機能しない
- オーナーが突然訪ねてくる
- Wi-Fiは入居者が自分で契約
など、日本人には驚く“当たり前”が存在します。
これを知らないと、
「引っ越してから困る」
という典型的な失敗につながります。
海外赴任の物件タイプ|国別で異なる特徴を理解しよう
コンドミニアム(プール・ジム付き)
海外駐在で最も人気なのが、ジムやプール、セキュリティが付いた“コンドミニアム”。
日本でいう「高級マンション」に近いイメージで、管理も行き届きやすく、初めての海外でも安心して暮らせます。
メリット
- セキュリティが強い(24時間受付、カードキーなど)
- 設備が充実(ジム・プール・キッズルーム)
- 入居者が外国人中心でトラブルが少ない
- 家具家電が初めから揃っていることが多い
デメリット
- 家賃が高い
- 通勤・学校から離れている場合がある
- 管理ルールが細かい物件もある
特にアジア圏(中国・東南アジア)では、コンドミニアムが駐在員の定番です。
サービスアパートメント(家具・家電・清掃込み)
毎週の清掃・リネン交換、フロントサービスまでついている“ホテルとアパートの中間”のような物件。
単身赴任者に最も人気で、生活の負荷を大きく減らせます。
メリット
- 清掃・洗濯サービスが付く
- 家具・家電が標準であり、入居が楽
- 短期契約がしやすい(会社の規定に合うことも多い)
デメリット
- 一般物件より家賃が高い
- キッチンが簡易的な場合がある
- 家族帯同だと狭く感じることも
あなたの経験活用ポイント:
上海駐在では単身赴任でしたが、掃除サービスがあるだけで平日の夜、週末の家事負担がかなり軽減され、仕事に集中できました。
一般賃貸マンション(ローカル物件)
現地の人が住む、もっとも一般的な物件タイプ。
家賃は安いものの、日本人目線だと“設備の差”に驚くケースもあります。
メリット
- 家賃が安い
- 現地コミュニティに馴染みやすい
- 広さの割に価格が手頃
デメリット
- 設備の質が低い場合がある(特に水回り)
- 管理会社が機能しないことも多い
- 契約・修理のやり取りが基本現地語になる。英語可否は、その担当さん次第です
- 隣人トラブルの可能性が高い
初めての海外赴任でローカル物件は、よほど慣れている人でない限りおすすめしません。
一戸建て・タウンハウス
欧米圏や一部アジアでは、一戸建て(ハウス)や複数戸が並ぶタウンハウスも一般的です。
メリット
- 広い(庭付きの場合も)
- 騒音問題が少ない
- プライバシーが保たれる
デメリット
- セキュリティが弱い場合がある
- 管理・修理の負担が大きい
- 通勤が大変になることがある
家族帯同では人気が高い一方、単身だと広すぎて持て余すケースが多いです。
中国・ドイツでよくある物件タイプ(あなたの経験ベース)
■ 中国(上海)の場合
- コンドミニアムが主流
- 家具付きが標準
- セキュリティが比較的しっかり
- 水回り・湿気・断熱が弱い物件が多い
- 冬は室内が驚くほど寒いこともある
(※エアコン暖房が弱い/窓の気密性が低い)
■ ドイツの場合
- 築年数が古い建物でも内装はキレイなことが多い
- 家具付きが標準
- 断熱はしっかりしていて冬でも暖かい
- ゴミ出しや掃除など「規則」のハードルが高い
- 郊外は治安がよく家族帯同に人気
同じ海外赴任でも、ヨーロッパでは一般賃貸マンションでも十分生活ができます。
しかし、中国では一般賃貸マンションではなく、いわゆる高級マンションをお勧めします。一般マンションに住んでいた知人からは、隣人とのトラブル、建物・設備等の多くの問題を聞かされました。
物件選びのポイント|赴任者が必ずチェックすべき項目
海外赴任の住まい選びは、日本の感覚で判断すると失敗しやすい部分が多くあります。
特に 治安・通勤ルート・学校へのアクセス・水回り は、赴任者の生活満足度を大きく左右する重要項目です。
ここでは「必ずチェックすべきポイント」を、実務経験者の視点から詳しく解説します。
通勤時間と交通手段(渋滞・治安・ルートの安全性)
海外では「距離より渋滞」「地図より治安」が通勤満足度を左右します。
● 渋滞は想像以上に深刻
アジア・欧州・中南米では、日本の比ではない渋滞が発生する都市が珍しくありません。
Googleマップの所要時間が“あてにならない”ケースが多く、
- 朝は倍になる
- 雨の日は3倍以上
- 特定エリアに入ると激しく混む
といった状況は普通に起こります。
● 通勤ルートの治安も確認必須
「日中は安全でも、早朝・夜間は危険」というエリアもあります。
特に欧州・中南米では、人気のない道・駅周辺・地下道 は要注意。
● 社用車・ドライバーの有無でも選ぶエリアが変わる
- 社用車あり → 郊外でもOK
- 自走・公共交通機関 → 駅近・大通り沿いが安全
必ず実際の通勤時間帯にルートを確認 しましょう。
学校・日本人学校・幼稚園へのアクセス
帯同家族がいる場合、学校アクセスは最優先条件です。
● 日本人学校のスクールバスルートは最重要
スクールバスのルート外だと、
親が毎日送迎する必要がある=生活コストと時間が激増 します。
内見前に以下を確認しましょう:
- スクールバスが停まるエリアか
- 発着の時間帯に危険がないか
- 渋滞ポイントがないか
● インターナショナルスクールも同様に確認
国によっては インターの学費が高額+遠距離 が普通。
学校までの距離が1kmでも、渋滞で30分かかる都市もあります。
● 幼稚園は治安が最優先
徒歩圏内に見えても「横断歩道が危険」「歩道が荒れている」など、日本では考えられない環境も。
子どもが歩けるルートか、安全性を現地で必ず確認 しましょう。
周辺環境(スーパー・病院・治安)
住みやすさは、周辺環境の質で決まります。
● スーパー・ドラッグストア
海外では「近い=生活が楽」「遠い=毎日が不便」。
特に海外駐在者が重視すべきは:
- 日本食材の入手性
- 野菜や肉が安全に買える店が近いか
- 24時間営業の店があるか
● 病院の距離・日本語対応
国によっては、
救急対応が遅い・日本語対応なし・保険の適用が複雑
などの問題があります。
「日本語OKの病院までタクシーで何分か?」
これは 最重要ポイント です。
● 治安
エリアごとに治安が激しく変わる国も多く、
「昼は安全でも夜は危険」
というケースは珍しくありません。
- 夜歩けるエリアか
- 近くに怪しい店や人気のない路地がないか
- 空き巣が多い建物ではないか
Googleマップだけでは分からないため、
現地駐在員や仲介業者の“生の情報”を必ず聞きましょう。
家具付き or 家具なしの違い
海外では、家具付き物件(Furnished)が一般的な国と、家具なし(Unfurnished)が一般的な国で大きく違います。
家具付きか家具なしを選ぶと、現地で必要な持ち物が大きく変わります。
👉 海外赴任前に準備すべき持ち物リスト(単身・家族別) もあわせて確認してください。
● 家具付き物件のメリット
- 入居後すぐに生活できる
- 家具購入のコストがかからない
- 帰任時の処分が不要
家具家電が揃ったサービスアパートメントは、赴任初期の強い味方です。
● デメリット
- 備え付け家具が安物で壊れやすい
- インテリアが選べない
- 破損時の弁償トラブルが起きることも
● 家具なし物件のメリット
- 広くて安いことが多い
- 好きな家具を選べる
- 長期滞在でもストレスが少ない
● デメリット
- 家具調達が大変
- 引越し費用が高額になる
- 初期費用が膨らむ
赴任期間や家族構成により最適解が変わるため、
「滞在期間 × コスト × 生活の質」で考えるのが正解です。
インターネット環境(意外と深刻)
海外では、ネット環境が日本ほど安定していない国も多くあります。
● 回線速度が国・地域で大きく違う
- 1Gbpsが普通に使える都市
- 光回線が来ていないエリア
- 雨の日にネットが落ちる国
- VPN必須の国(中国など)
特にリモート会議が多い赴任者は、
ネット環境=仕事の生産性 に直結します。
● 内見時に必ず確認したいこと
- Wi-Fi速度(スマホのSpeedtestで測る)
- 回線の種類(光/ADSL/ケーブル)
- 工事が必要か
- 月額料金とプロバイダの質
ネットが不安定な国では、
「ネット込みのサービスアパート」 が最も安全です。
水回り・断熱・カビ・虫など、現地ならではの注意点
日本の住宅基準は世界トップクラス。
海外では、水回り・断熱・衛生環境が大きく劣ることも多く、
ここを見落とすと“生活ストレスの元”になります。
● 水回り
- 水圧が弱い
- お湯がすぐ切れる
- 排水が遅い
- トイレがすぐ詰まる
内見で必ずシャワーを実際に出してチェックしてください。
● 断熱
欧州でも築年によって断熱性能が大きく違い、
湿気でカビが発生しやすい物件も多いです。
● カビ
- 壁紙の裏がカビだらけ
- サッシから水が漏れる
- バスルームが常に湿っている
これは 入居後に健康被害につながるケースもあります。
● 虫(国によっては最大の問題)
- アリ
- ゴキブリ
- 蚊
- ハエ
- ゲジゲジ系
熱帯地域は特に注意が必要です。
内見時に「住んでいる人が窓を開けて生活しているか」を見ると正確です。
まとめ
海外赴任の住まい選びで成功する鍵は、
実際に生活する視点で“細かい点まで”チェックすること。
特に「水回り・断熱・ネット・治安・学校」は、
後から変えられない重要ポイントです。
家族帯同 vs 単身赴任で変わる「住まいの正解」
海外赴任の住まい選びは、家族帯同か、単身赴任か でまったく基準が変わります。
家族の安全や教育・通勤・生活動線まで考える必要があるため、ここを間違えると“生活の満足度”が大きく下がります。
家具付きか家具なしを選ぶと、現地で必要な持ち物が大きく変わります。
👉 海外赴任前に準備すべき持ち物リスト(単身・家族別) もあわせて確認してください。
以下では、どちらのケースでも共通する「鉄板条件」をまとめます。
家族帯同の鉄板条件(安全・教育・生活動線)
家族帯同の場合、優先順位は以下の3つです。
① とにかく安全(治安・建物の質)
- 夜でも歩けるエリアか
- 建物のセキュリティが機能しているか
- 空き巣が多い建物ではないか
海外は日本より治安レベルが大きく下がる国も多く、
“安全>便利さ” が絶対基準 になります。
② 学校アクセス(日本人学校 or インター)
帯同家族の満足度を左右するのは学校アクセスです。
- スクールバスのルートに入っている
- 学校までの渋滞が少ない
- 幼稚園も安全に通える
これが満たせないと、毎日の送迎負担は日本以上になります。
③ 生活動線(スーパー・病院・公園)
洋風の広い家でも、
「スーパーが遠い」「日本語の病院がない」「子どもが遊べる場所がない」
となると、生活が一気に不便になります。
帯同の場合、“快適性”が非常に重要です。
単身赴任の鉄板条件(通勤・治安・コスパ)
単身の場合は、優先順位がガラッと変わります。
① 通勤ストレスが最小限か
- 渋滞の多い国では会社近くが正義
- 車通勤の場合は大通り沿い
- 公共交通の場合は駅近
仕事のパフォーマンスに直結するため、
“通勤時間の最適化”が最優先。
② 治安(帰宅時間を基準に)
夜遅くの帰宅が多い場合、
- 人通りがある
- 街灯が多い
- 夜間も危険が少ない
この条件が必須。
③ コスト(家賃・光熱費)
単身は生活範囲が狭いため、高額物件である必要はありません。
サービスアパートのように“手間が少ない物件”が人気です。
トラブルが起きやすいパターンと回避策
【失敗パターン①】 家族帯同なのに利便性だけで決めた
→ 治安に問題があり、夜出歩けないエリアだった…
回避策:
必ず「昼と夜」両方で周辺を確認。
【失敗パターン②】 単身赴任で家賃を節約しすぎた
→ 遠すぎて毎朝の通勤が地獄。
回避策:
安さより通勤効率。徒歩+10分以内が理想。
【失敗パターン③】 内見が短時間で設備チェック不足
→ 入居後に水回り・カビ・虫トラブルが発生。
回避策:
シャワー、水、換気扇、窓、エアコンは必ず“その場で”確認。
海外で部屋探しする方法|駐在員が使う定番ルート
海外での部屋探しは、日本とルールも進め方も違います。
駐在員がよく使うルートは、大きく分けて3つです。
会社が契約する不動産会社(最も安心)
多くの企業では、
会社が提携している現地不動産会社 があります。
メリット
- トラブル時に会社がサポート
- 契約や交渉も代行してくれる
- 日本人駐在員のニーズを熟知している
- 法律・税金のリスクが小さい
デメリット
- 提案される物件がやや“高め”
- 紹介範囲が決められていることも
「家族帯同」はこのルートが絶対おすすめ。
日系不動産会社を使うメリット・デメリット
現地の日系仲介業者も多くの都市に存在します。
メリット
- 日本語で相談できる
- 日本人の優先ポイントを分かっている
- トラブル対応が早い
- サポートが細かい(虫、カビ、水圧チェックなど)
デメリット
- 手数料が高い場合がある
- 提案物件が「日本人好み」中心でバリエーションが少なめ
「初めての海外赴任」や「言語不安あり」の人に最適です。
現地の不動産サイト(英語 or 現地語)を使うときの注意点
アメリカ→ Zillow
シンガポール→ PropertyGuru
中国→ 58同城
ドイツ→ Immobilienscout24
など、現地サイトは非常に便利ですが注意も多いです。
注意点
- 掲載写真が“実物と全然違う”
- 既に埋まっている物件が多い
- 家賃が実際より安く見えることがある
- 詐欺物件(鍵を見せない、先払いを要求)が存在
言語に自信がある人でも、
現地サイトだけで契約は危険 です。
内見のコツ(写真と実物が違う問題の対策)
海外内見で絶対に確認すべきポイントは次の通り。
① シャワーの水圧・温度を“実際に”出す
写真では分からない最重要ポイント。
② 日当たり(時間帯で全然違う)
朝と夕方で光が変わるため、可能なら複数回確認。
③ カビ・虫が出そうな場所を確認
- クローゼットの裏
- バスルームの隅
- ベランダ周り
④ 周辺の騒音レベル
大通り沿いは一晩中うるさい国もあります。
⑤ 玄関・共有設備の清潔度
建物全体の管理レベルが分かる部分。
契約時に必ず確認すべきポイント
契約書は国ごとにルールが大きく違うため、
「日本の常識」で判断すると痛い目を見ます。
住まい契約と並行して進めるべき手続きは多く、抜け漏れが起きやすいです。
👉 無料で使える「海外赴任 手続きチェックリスト(PDF)」 を使えば、時系列で整理できます。
家賃・敷金・礼金・仲介手数料(国による違い)
- 欧州 → 礼金なし、敷金2〜3ヶ月が一般的
- アジア → 仲介手数料は家賃1ヶ月が平均
- アメリカ → 手数料なしの物件も多い
通貨の変動リスク(円安・円高) も会社と要確認。
海外では、敷金・前払い家賃・送金手数料で想定外の出費が発生しがちです。
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家具・家電の修理責任は誰?
海外ではこれがトラブルの原因になりがち。
- 冷蔵庫が壊れた → オーナー負担? 住人負担?
- エアコンのメンテ費用は?
- 修理依頼は仲介経由? 直接?
小さなトラブルでも、
契約書に明記されていないと揉めやすい です。
共益費・管理費・清掃費の扱い
国によって費用の含まれる範囲が異なります。
- ジム・プールの利用料は?
- 共有部分の掃除代は?
- 駐車場代は別?
入居後に「聞いてない」にならないよう、最初に確認必須。
退去時トラブルを防ぐチェック方法
写真と動画で全て記録すること。
- 入居前の傷
- カビ
- 壁の汚れ
- 家具の傷
これを残しておくと、
退去時の補修費請求をほぼ確実に防げます。
トラブル事例と、失敗しないためのコツ(実体験ベース)
実際の駐在生活では、想像以上に細かなトラブルが起きます。
ここでは、筆者の中国・ドイツ駐在で特に印象的だった事例を紹介します。
海外では、敷金・前払い家賃・送金手数料で想定外の出費が発生しがちです。
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中国駐在の「壁の薄さ・暖房・水漏れ」問題
中国の集合住宅は築年数次第で設備差が極端です。
よくある問題
- 壁が薄く、隣の物音・話し声が普通に聞こえる
- 水漏れが頻発
- 排水が遅い
対策
- 築浅の物件を選ぶ
- シャワーは必ずテスト
- 管理会社の評判をチェック
ドイツ駐在の「冷蔵庫・洗濯機が小さい」問題
ドイツは基本的に、日曜日はほ全てのスーパーが閉まっており、土曜日にまとめ買いをする事が多いです。
そのため、大きめの冷蔵庫を選んでおきたいところです。
よくある問題
- 冷蔵庫が小さく食材が入りきらない
- 洗濯物を外に干さないため、室内干しとなり乾きにくい
対策
- 家族帯同なら大型家電付き物件を必ず希望する
- 洗濯乾燥のスペースを必ず確保
同僚が悩んだ“治安”の見落としケース
よくある失敗が、昼の治安だけ見て判断した ケース。
- 夜は人がいない
- 街灯が少ない
- 駅周辺が危険
家族帯同なのに治安の低いエリアに住んでしまい、
夜に外出できない=生活の満足度が激減、という例は多いです。
契約で揉めないために、最初にやるべき3つのこと
- 契約書を日本語訳してもらう(会社経由でOK)
- 修理・補修の範囲を明文化しておく
- 入居前の状態を全て写真に撮る
この3つで、約90%のトラブルは避けられます。
海外赴任準備の全体像をまだ整理できていない方は、
👉 「海外赴任準備の全体ロードマップ」 を先に確認しておくと失敗を防げます。
まとめ|住まい選びは“情報量”がすべて。行動すべき順番
海外で失敗しない住まい選びは、
「情報の質 × 行動の早さ」 で決まります。
最初にやるべき行動をおさらい
- 会社の不動産業者に希望条件を伝える
- 治安・通学・通勤基準で住むエリアを決める
- 水回り・ネット・設備の確認を徹底
- 契約条件(修理・退去・費用)をすべて明確化
- 入居前に写真・動画で記録
住まい契約と並行して進めるべき手続きは多く、抜け漏れが起きやすいです。
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失敗しない住まい探しのゴールイメージ
- 治安が良い
- 学校・会社のアクセスが良い
- 水回りが問題ない
- 管理会社が信頼できる
- 家族が安心して生活できる
これらが揃えば、海外生活の満足度は格段に上がります。
次にやるべきこと|海外赴任準備を一気に進める
海外赴任の住まい選びは、
「単体」ではなく、他の準備とセットで考えることが重要です。
住まいが決まると、
- 持ち物
- お金
- 手続き
- 生活動線
すべての判断がスムーズになります。
🔽 次はこの順番で確認してください
- 👉 海外赴任準備の全体ロードマップ
(何から始めればいいかを整理したい方へ)- 👉 海外赴任 手続きチェックリスト【無料PDF】
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(家具付き/家具なしで迷っている方へ)- 👉 海外赴任前のお金の準備|口座・送金・クレカ完全ガイド
(初期費用・契約費用で損したくない方へ)
📝 筆者からひとこと
海外赴任では、
「住まい」は生活の質を決める最重要ポイントです。
不安なまま決めるより、
情報を集め、比較し、納得して選ぶことで、
赴任後のストレスは確実に減らせます。
この記事が、
あなたの海外生活を安心してスタートする助けになれば幸いです。

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