【7年駐在】海外赴任の機内持ち込みスーツケース|13社比較と使い分け

当ページのリンクには広告が含まれています。
機内持ち込みのスーツケースは航空会社の規定内のサイズで。主要13社の規定を比べて元駐在員が解説

海外赴任や一時帰国、出張の準備で、「機内持ち込みのスーツケースは、どのサイズなら大丈夫なのだろう」と迷っていませんか。

航空会社ごとに持ち込めるサイズや重さが違うので、1社の基準だけで選ぶと、乗り継ぎの便で持ち込めないこともあります。

こんな悩みはありませんか
  • どの航空会社でも持ち込めるサイズの迷い
  • 中国系の航空会社は厳しいという噂
  • 機内持ち込みと預け荷物の使い分けの判断
  • 機内持ち込みに入れておく物の迷い

機内持ち込みのスーツケースは、どれを選んでも同じですか。

一番大事なのは、乗る航空会社の規定内のサイズを選ぶことです。私は2週間の出張でも機内持ち込みだけで行くことがあります。

私はドイツのミュンヘンに3年、中国の上海に4年、合計7年駐在し、今も海外出張が多い生活です。

この記事では、主要13社の機内持ち込みの規定を最新の情報で比べ、私の機内持ち込みと預け荷物の使い分けを紹介します。

目次

機内持ち込みは規定内のサイズ

機内持ち込みは規定内のサイズ:一番大事なのは航空会社の規定

機内持ち込みのスーツケース選びで一番大事なのは、搭乗する航空会社の規定内のサイズを選ぶことです。

規定はサイズだけでなく、重さや持ち込める個数まで航空会社ごとに違い、同じスーツケースでも、ある航空会社では持ち込めて、別の航空会社では預けることになる場合もあるのです。

ここでは、規定を確認するときのポイントと、乗り継ぎで気をつけたいこと、どの航空会社でも使える安全なサイズを紹介します。

一番大事なのは搭乗する航空会社の規定

機内持ち込みの規定は、航空会社と座席のクラスごとに決まっています。

同じエコノミークラスでも、日系、欧州系、中国系で、サイズも重さもかなり違うのが実際のところです。

よく乗る航空会社が決まっているなら、まずその航空会社の規定に合うスーツケースを選びましょう。

乗り継ぎで航空会社が変わるときの注意

乗り継ぎで別の航空会社の便に乗る場合は、一番厳しい航空会社の規定に合わせる必要があります。

たとえば、日系の航空会社で日本を出て、中国系の航空会社に乗り継ぐと、途中で重さやサイズの基準が厳しくなります。

予約した便に複数の航空会社が含まれていないか、出発前に確認しておきましょう。

全社で使える安全なサイズ

この記事で比べた13社すべてで持ち込める安全なサイズは、55×35×20cm以内、重さ5kg以内です。

ただ、このサイズと重さを満たすスーツケースは少なく、中身もあまり入りません。

現実的には、よく乗る航空会社に合わせて選び、厳しい航空会社に乗るときだけ荷物の量を調整するのがおすすめです。

主要13社の機内持ち込み規定

主要13社の機内持ち込み規定:13社の規定を最新情報で比較

ここでは、主要13社のエコノミークラスの機内持ち込み規定を比べます。

2026年10月時点で各航空会社の公式情報などを確認した内容ですが、規定は予告なく変わることがあるので、搭乗前には必ず各社の公式サイトで最新の情報を確認してください。

まずは私がよく使う4社の規定を紹介し、そのあとで13社の一覧表と、表から分かる傾向をお伝えします。

機内持ち込みの重さの上限の比較。KLM・エールフランスは12kg、ANA・JALは10kg、ルフトハンザ・中国東方・中国南方は8kg、シンガポール・キャセイ・エミレーツは7kg、中国国際航空は5kg。ユナイテッド・デルタは原則なし

よく使うKLMと中国東方航空

私が出張でよく使うのは、KLMと中国東方航空です。

KLMはスーツケースが55×35×25cm以内で、小さなバッグと合わせて12kgまで持ち込めます。

中国東方航空はスーツケースが55×40×20cm以内で、重さは8kgまでと、奥行の20cmに気をつける必要があります。

ANAとJALの規定

日系のANAとJALは、55×40×25cm以内で、身の回り品と合わせて10kgまでです。

3辺の合計は115cm以内で、スーツケースのほかに、ハンドバッグなどの身の回り品を1個持ち込めます。

ANAは2026年7月から、身の回り品の大きさを40×30×20cm以内とはっきり示しています。

13社の比較表

主要13社の、エコノミークラスでの機内持ち込みの規定を一覧にしました。

航空会社サイズ(スーツケース)重さ個数
ANA55×40×25cm(3辺合計115cm以内)身の回り品と合計10kg1個+身の回り品
JAL55×40×25cm(3辺合計115cm以内)身の回り品と合計10kg1個+身の回り品
KLM55×35×25cm小さなバッグと合計12kg1個+小さなバッグ
エールフランス55×35×25cm小物と合計12kg1個+小物
ルフトハンザ55×40×23cm8kg1個+身の回り品
ユナイテッド56×35×22cm原則なし1個+身の回り品
デルタ56×35×23cm原則なし(一部の空港を除く)1個+身の回り品
シンガポール航空3辺合計115cm以内7kg1個+身の回り品
キャセイパシフィック56×36×23cm7kg1個+小さな身の回り品
エミレーツ55×38×22cm7kg1個
中国東方航空55×40×20cm8kg1個
中国国際航空55×40×20cm5kg1個
中国南方航空55×40×20cm8kg1個

※2026年10月時点。運賃の種類(ベーシックエコノミーなど)によっては、スーツケースを持ち込めない場合があります。

表から分かる3つの傾向

表を見ると、航空会社の地域ごとに、はっきりした傾向があります。

  • KLMとエールフランスは12kg、ANAとJALは10kgと、重さに余裕がある
  • シンガポール航空・キャセイ・エミレーツは7kgと、重さが厳しめ
  • 中国系の3社は奥行が20cmと薄く、中国国際航空は重さも5kgまで

中国系の航空会社に乗る人は、奥行と重さの両方に気をつけてスーツケースを選びましょう。

機内持ち込みにするかの基準

機内持ち込みにするかの基準:泊数ではなくフライトと国で決める

機内持ち込みだけで行くか、スーツケースを預けるかは、泊数ではなく、フライトの多さと行く国で決めています。

私は1週間でも2週間でも、機内持ち込みだけで出張に行くこともあるほどです。

ここでは、出張や一時帰国のたびに私が実際に使っている判断の基準を、具体的な例と一緒に紹介します。

機内持ち込みか預けるかはフライトの多さと行く国で決める。フライトが多い出張は機内持ち込みだけ、行き先で手に入りにくい物を運ぶときは預ける。筆者のTUMIは行きは拡張せず機内へ、帰りは拡張して預ける

フライトが多い出張は機内持ち込み

飛行機に乗る回数が多い出張は、機内持ち込みだけで行くのが私の基本です。

たとえばEU内を何度もフライトする出張では、預けた荷物を受け取る待ち時間がなくなり、乗り継ぎで荷物が届かない心配もありません。

移動が多いほど、機内持ち込みの身軽さが活きてきます。

行く国によっては預け荷物

一方で、行く国によっては、泊数が短くても預け荷物にすることがあります。

たとえばインドはお酒を買える場所が限られているので、3泊程度の出張でも、スーツケースを預けて行くことが多いです。

行き先で手に入りにくい物があるかどうかも、使い分けの判断材料になります。

1〜2週間でも機内持ち込みで行ける

機内持ち込みだけでも、1週間から2週間の出張に対応できます。

持っていく物を仕事に必要な物と着替えに絞れば、Sサイズのスーツケースとリュックで十分です。

ただし、帰りにおみやげで荷物が増えることも考えて、行きは少し余裕を残して詰めておきましょう。

機内持ち込みに入れる物

機内持ち込みに入れる物:パソコンと薬は必ず手元に

預け荷物にするかどうかにかかわらず、機内持ち込みに必ず入れている物があります。

どれも、なくしたり壊れたりすると仕事や移動に困る物ばかりです。

ここでは、私が出張や一時帰国で必ず機内に持ち込んでいる物を、持ち込む理由と一緒に紹介します。

パソコンと充電器

仕事に欠かせないパソコンと充電器は、必ず機内に持ち込みます。

私は一時帰国からミュンヘンに戻るとき、乗り継ぎでスーツケースが3日間届かなかったことがありますが、パソコンを手元に持っていたので仕事は続けられました。

預けた荷物は届かないことがあると考えて、仕事道具は手元に置いておきましょう。

イヤホンとBluetoothの送信機

イヤホン類と、Bluetoothの送信機も必ず持ち込みます。

送信機があれば、機内のエンターテインメントの音声を、自分のワイヤレスイヤホンで聞くことができます。

長いフライトを快適に過ごすための、小さいけれど大事な持ち物です。

頭痛薬や目薬などの薬

頭痛薬や目薬などの最低限の薬も、機内持ち込みに入れています。

フライト中や到着してすぐに体調を崩しても、手元に薬があれば安心です。

普段飲んでいる薬がある人は、数日分を必ず機内持ち込みに入れておきましょう。

必ず持ち込むリュック

スーツケースのほかに、リュックを必ず機内に持ち込んでいます。

パソコンや薬などのすぐ使う物はリュックに入れ、座席の足元に置いておくと、機内で取り出しやすくなります。

多くの航空会社で、スーツケースとは別に身の回り品を1個持ち込めるので、規定の大きさを確認しておきましょう。

機内持ち込みで使う愛用のTUMI

機内持ち込みで使う愛用のTUMI:行きは持ち込み帰りは拡張して預ける

私が出張で使っているのは、TUMIのALPHAシリーズのSサイズです。

オランダのスキポール空港の免税店で買ったもので、拡張するとMサイズになるタイプです。

ここでは、このスーツケースを行きと帰りで、機内持ち込みと預け荷物にどう使い分けているのかを紹介します。

行きは機内持ち込み

出張の行きは、拡張しないSサイズのまま機内に持ち込みます。

Sサイズとリュックに荷物を収めれば、預ける手間も、受け取りの待ち時間もありません。

移動の多い出張ほど、この身軽さが助かります。

帰りは拡張して預ける

帰りは、おみやげで増えた荷物に合わせて拡張して帰ることが多いです。

拡張するとMサイズになるので、行きは機内持ち込み、帰りは預け荷物と、1つのスーツケースで使い分けられます。

帰りの荷物が増えやすい人には、拡張できるタイプのスーツケースがおすすめです。

拡張したまま持ち込まない理由

拡張した状態で、機内に持ち込んだことはありません。

拡張するとサイズが大きくなるので、多くの航空会社の規定を超えてしまう可能性が高いからです。

拡張できるスーツケースを機内持ち込みに使うときは、拡張しない状態のサイズが規定内かどうかを確認しましょう。

機内持ち込みのおすすめ4選

機内持ち込みのおすすめ4選:規定に合わせて選ぶおすすめ4選

ここでは、機内持ち込みに使えるスーツケースを4つ紹介します。

TUMIは私が使っているシリーズの商品で、ほかの3つは私が使った物ではないので、選ぶときの参考の一つとして見てください。

どのスーツケースも、買う前にサイズと重さが、よく乗る航空会社の規定に合うかを必ず確認しましょう。

TUMIのALPHAシリーズ

長く使える質の良い機内持ち込みを探している人には、TUMIのALPHAシリーズがおすすめです。

私が買ったモデルは今は販売されていないので、同じALPHAシリーズで、拡張できる機内持ち込みサイズの商品を紹介します。

拡張できるタイプは、拡張しない状態のサイズが、乗る航空会社の規定内かどうかを確認してから選びましょう。

サムソナイトのシーライト

軽さを重視する人には、サムソナイトのシーライトがあります。

軽い素材で知られるシリーズなので、重さの規定が厳しい航空会社に乗る人の選択肢になります。

プロテカの日本製モデル

日本のメーカーの安心感を重視する人には、プロテカの機内持ち込みサイズもおすすめです。

日本製で保証が付いているので、一時帰国のときに日本で修理を頼みやすいのが利点です。

リモワのエッセンシャルキャビン

デザインと丈夫さを重視する人には、リモワのエッセンシャルキャビンがあります。

4輪で、機内持ち込みサイズの中でも容量が大きめのモデルです。

中国系の航空会社に乗る場合は、奥行が規定の20cmに収まるかを確認してください。

機内持ち込みのよくある質問

機内持ち込みのよくある質問:機内持ち込みの疑問に答える5つ

最後に、機内持ち込みについてよく聞かれる質問にお答えします。

液体やモバイルバッテリーのように、スーツケースの大きさとは別に気をつけたいルールもあります。

リュックを一緒に持ち込めるかや、重さを量られることがあるかなど、出発前に気になる点もまとめたので、最新の情報は公式サイトでも確認してください。

液体の持ち込みのルール

国際線では、液体を100ml以下の容器に入れ、1L以下の透明な袋にまとめるのが基本のルールです。

化粧品や歯磨き粉なども液体に含まれるので、量の多い物は預け荷物に入れましょう。

空港によっては新しい検査機の導入でルールが変わる場合もあるので、出発する空港の案内を確認してください。

重さを量られることはあるか

航空会社によっては、搭乗前に機内持ち込みの重さを量ることがあります。

私は機内持ち込みで困ったことはありませんが、重さの規定が厳しい航空会社では、量られる前提で準備しておくと安心です。

規定を超えると、その場で預け荷物にすることになるので、出発前に重さを量っておきましょう。

リュックと2つ持ち込めるか

多くの航空会社では、スーツケースとは別に身の回り品を1個持ち込めます。

私もスーツケースとリュックを必ず機内に持ち込んでいます。

ただし、中国系の航空会社やエミレーツなど、個数の扱いが違う航空会社もあるので、比較表と公式サイトで確認してください。

モバイルバッテリーの扱い

モバイルバッテリーは預け荷物に入れられず、機内持ち込みにする必要があります。

160Whを超える物は持ち込めず、100Whを超えて160Wh以下の物は2個までです。

日本の航空会社では、2025年7月8日から機内の収納棚に入れず、手元に置くことになったので注意しましょう。

ロストバゲージへの備え

預けたスーツケースが届かないことは、実際に起こります。

私も一時帰国からミュンヘンに戻るとき、パリ経由の乗り継ぎでスーツケースが3日間届きませんでした。

仕事道具や薬、1〜2日分の着替えを機内持ち込みに入れておけば、荷物が届かなくても慌てずに済みます。

まとめ|機内持ち込みは規定内で

機内持ち込みのスーツケースは、搭乗する航空会社の規定内のサイズを選ぶことが一番大事です。

よく乗る航空会社に合わせて選び、フライトの多さと行く国で、機内持ち込みと預け荷物を使い分けましょう。

機内持ち込みのポイント
  • 搭乗する航空会社の規定内のサイズと重さ
  • 乗り継ぎのときは一番厳しい規定に合わせる
  • フライトが多い出張は機内持ち込み
  • パソコン・充電器・薬は必ず機内へ
  • 拡張できるタイプなら帰りは預け荷物に

機内持ち込みのスーツケースは、出張や一時帰国で何年も使う物なので、長く使える物を選ぶのもおすすめです。

赴任用の大きなスーツケースの選び方は、こちらの記事で紹介しています。

海外出張の持ち物と、出発までの準備の順番は、こちらの記事でまとめています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中国・ドイツに計7年間駐在した元駐在員。
赴任前の準備から現地生活まで、自分が「知りたかった」情報を実体験をもとに発信しています。
海外赴任が決まった方の不安を少しでも減らせたら嬉しいです。

コメント

コメントする

目次