海外赴任向けクレジットカード比較2026|中国・ドイツ7年駐在員が選ぶ最強の組み合わせ

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「海外赴任が決まったけど、クレジットカードって何を持っていけばいいの?」

これ、赴任前に必ず一度は迷う問題です。

私は中国に単身赴任4年、ドイツに家族帯同で3年、合計7年の駐在経験があります。
その間、クレジットカードで失敗した経験も、助けられた経験も両方あります。

この記事では、単なる「おすすめカード紹介」ではなく、中国とドイツそれぞれのリアルな使用感をもとに、海外赴任者が本当に使えるカードを比較していきます。

すでに「3枚持つべき理由」についてはこちらの記事で解説しているので、この記事では**「どのカードを選ぶか」の比較に特化**します。

目次

【結論】海外赴任におすすめのクレカ組み合わせ

まず結論から。

細かい説明は後で読んでもらうとして、「早く知りたい」という方向けに先に出します。

カード名ブランド年会費海外手数料おすすめ用途
エポスカードVISA無料1.63%メイン決済
楽天カードMastercard無料2.0%サブ決済
三井住友カードVISA/Master条件付き無料2.2%国内外兼用
アメックスゴールドAMEX31,900円(税込)保険・補助
ソニー銀行デビットVISA無料0%送金補助

私の最終的な結論:エポスカード(VISA)+楽天カード(Master)の2枚が基本。余裕があればアメックスを加えた3枚体制。

以下で、なぜこの組み合わせに至ったかを解説します。

海外赴任でクレジットカードを選ぶ5つの基準

カードを選ぶとき、日本での基準(ポイント還元率・ラウンジ特典など)はほぼ関係ありません。

海外赴任者に本当に必要な選択基準はこの5つです。

① 海外事務手数料(数字で比較)

海外でカードを使うたびに、利用額の1.6〜2.2%が手数料として上乗せされます。

月30万円を海外で使った場合、手数料の差は年間で以下のようになります。

カード手数料率月30万円利用時の年間コスト
エポスカード1.63%約58,680円
楽天カード2.0%約72,000円
三井住友カード2.2%約79,200円
ソニー銀行デビット0%0円

長期赴任ほどこの差は積み重なります。メインカードはなるべく手数料が低いものを選ぶのが正解です。

② 国際ブランドの使いやすさ(中国・ドイツ別)

ブランドによって「使える場面」が大きく変わります。

中国の場合:

  • 日常の支払いはAlipay・WeChat Payが主流
  • カードが使えるのはホテル・家電量販店・一部レストランが中心
  • VISAとMastercardはほぼ同等。AMEXは使えない場面が多い
  • JCBはほとんど使えないと思ったほうがよい

ドイツの場合:

  • 意外と現金文化が残っている
  • VISAは広く通用する
  • Mastercardが通ってVISAが通らない店もある(逆もある)
  • AMEXは都市部の大型店以外では難しい

この経験から、VISAとMastercardの2ブランドを持つのが唯一の正解です。

③ 海外旅行保険の有無と補償額

海外赴任では会社の保険が適用されるケースも多いですが、家族帯同の場合は配偶者・子どもの補償も必要になります。

クレジットカードの付帯保険は「自動付帯」と「利用付帯」があり、利用付帯は旅行代金をそのカードで支払った場合のみ適用されます。赴任先への航空券購入時にカードを使っておくと保険が発動するので、覚えておきましょう。

④ 不正利用・停止時のサポート品質

中国駐在中、VISAカードが突然止まったことが2回あります。どちらも「海外での高額連続利用」が不正検知に引っかかったケースでした。

このとき感じたのは、サポート窓口に繋がるまでの速さと、対応できる言語が命綱だということ。

年会費無料のカードは深夜対応が弱い傾向があります。緊急時を想定して、1枚はサポートが手厚いカードを持つことをおすすめします。

⑤ 家族カードへの対応

家族帯同の場合、配偶者が単独でカードを使える環境が必須です。

日本にいる感覚で「現金で何とかなる」は通用しません。ドイツでは家賃・光熱費・学校関係の支払いがカード前提のことも多く、配偶者名義のカードがないと生活が回りません。

カード別 徹底比較レビュー

エポスカード(VISA)|海外赴任メインの鉄板

総合評価:★★★★★

海外赴任者の間で最も定番のカードです。私自身、中国・ドイツ両方でメインカードとして7年使い続けました。

良かった点:

  • 海外事務手数料が1.63%と比較的低い
  • 年会費永年無料なのに海外旅行保険が自動付帯
  • 不正利用の検知が早く、アプリで即座に通知が来る
  • 24時間の日本語サポートあり

微妙だった点:

  • ポイント還元率は0.5%とやや低め
  • 利用限度額が最初は低めに設定されることがある(増額申請は可能)

実体験: ドイツで家電を大量購入した際、1回の決済で限度額に近づきカードが一時的に使いにくくなりました。赴任前に利用限度額を引き上げておくことを強くおすすめします。

こんな人に向いている: 初めて海外赴任する人・とにかく年会費を抑えたい人・メインカードを1枚決めたい人

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楽天カード(Mastercard)|サブカードのコスパ最強

総合評価:★★★★☆

ブランドをVISAと分けるためのサブカードとして最適です。

良かった点:

  • 年会費永年無料
  • ポイント還元率1.0%(メインカードより高い)
  • アプリの使い勝手がよく、利用明細の管理が楽
  • 家族カードも無料で発行できる

微妙だった点:

  • 海外事務手数料が2.0%とやや高め
  • 不正検知でよく止まるという声もある

実体験: ドイツのスーパーでエポスVISAが「今日はVISA使えない」と断られたとき、楽天Mastercardで難なく決済できました。このブランド分散の効果は想像以上に大きいです。

こんな人に向いている: VISAとブランドを分けたい人・ポイントも貯めたい人・家族帯同で配偶者にも持たせたい人

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三井住友カード(VISA / Mastercard)|帰任後も使い続けたい人向け

総合評価:★★★★☆

「海外赴任中だけでなく、帰国後も使い続けたい」という方に向いています。

良かった点:

  • ナンバーレスカードでセキュリティが高い
  • VISAとMastercardのどちらでも発行できる
  • コンビニ・飲食店でポイント高還元(帰国後に効いてくる)
  • サポートが安定している

微妙だった点:

  • 海外事務手数料が2.2%と高め
  • 年会費無料条件(年1回以上の利用)を忘れると500円かかる

こんな人に向いている: 赴任期間が短い人・帰国後の生活も見据えてカードを選びたい人

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アメックスゴールド|保険とサポートに振り切る1枚

総合評価:★★★☆☆(コストを踏まえた評価)

正直に言います。**メインカードにはなりません。**でも、持っていて助かった場面が確実にありました。

良かった点:

  • 海外旅行保険の補償が手厚い(最高1億円)
  • 24時間365日の日本語対応
  • デルタアメックスゴールドであればスカイチームのゴールドステータス付与(優先搭乗・ラウンジ利用)
  • 空港ラウンジを無料で使えるので出張・帰国のたびに元が取れる

微妙だった点:

  • 年会費が高い(グレードによる)
  • 中国では使えない店が非常に多い
  • AMEXが使えない場面では全く役に立たない

実体験: ドイツから日本へ一時帰国する際、フライトが4時間遅延しました。このとき空港ラウンジを使えたのはアメックスのおかげです。年に数回の帰国を考えると、精神的なコストパフォーマンスは悪くありません。

こんな人に向いている: 出張・帰国が多い人・保険とサポートを重視する人・3枚目の補助カードとして持てる人

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ソニー銀行デビット(VISA)|手数料ゼロの隠れた選択肢

総合評価:★★★★☆(用途を絞れば最強)

あまり話題にならないですが、海外での手数料コストを最小化したい人には非常に有効です。

良かった点:

  • 海外ATM利用手数料:月4回まで無料
  • 外貨両替の手数料が業界最安水準(0〜0.5%)
  • 海外事務手数料が実質0%(Sony Bank WALLETの場合)
  • デビットなので使いすぎる心配がない

微妙だった点:

  • クレジットカードではないのでホテルデポジットに使えない場合あり
  • 保険がついていない
  • あくまで「補助」として使うもの

こんな人に向いている: 日本から外貨を持ち出す頻度が高い人・海外ATMをよく使う人・手数料コストを徹底的に下げたい人

【国別】中国赴任・ドイツ赴任でのおすすめカード

中国赴任の場合

中国はキャッシュレス化が世界最先端で、日常の支払いはAlipay・WeChat Payがほぼ100%です。クレジットカードの出番は限られますが、だからこそ「使える場面で確実に使える」ことが重要です。

推奨構成:

  • メイン:エポスカード(VISA)
  • サブ:楽天カード(Mastercard)
  • 補助:ソニー銀行デビット(ATM引き出し用)

中国特有の注意点:

  • AlipayとWeChat Payを現地で使えるように設定しておくことが最優先
  • VPNがないとカード管理アプリが使えない場合がある(VPN準備は必須)
  • AMEXはほぼ使えないと考えていい

ドイツ赴任の場合

ドイツは現金文化が根強い一方、カード決済も普及しており、日本に近い感覚で使えます。ただしブランドによる差が大きく、「VISAしか持っていない」と困る場面があります。

推奨構成:

  • メイン:エポスカード(VISA)
  • サブ:楽天カード(Mastercard)
  • 補助:アメックス(出張・ラウンジ用)

ドイツ特有の注意点:

  • 小規模店では現金のみのことも多い。現地通貨のユーロ現金は常に持ち歩く
  • 家賃・公共料金はSEPA(ユーロ圏の銀行振込)が基本。現地口座の開設が重要
  • 現地の銀行カード(girocard)は日本人でも口座開設後に発行してもらえる

よくある質問(FAQ)

Q:エポスカードと楽天カード、どちらをメインにすべき?

A:エポスカードをメインにすることをおすすめします。理由は海外手数料の低さ(1.63% vs 2.0%)と、海外旅行保険が自動付帯している点です。楽天はブランド分散のためのサブとして使うのが最適です。

Q:年会費有料カードと無料カード、どちらが海外赴任向き?

A:基本は無料カード2枚で十分です。有料カード(アメックスなど)は「出張が多い」「ラウンジを使いたい」「保険を手厚くしたい」という場合に追加する形が現実的です。

Q:中国ではどのブランドが一番使えた?

A:VISAとMastercardはほぼ同等です。ただしそもそも使える場面が少ないため、AlipayかWeChat Payのセットアップを最優先してください。

Q:家族帯同の場合、配偶者のカードはどうすればいい?

A:楽天カードの家族カード(無料)を配偶者に持たせるのが最もコストを抑えられます。ただし家族カードは本会員の限度額を共有するため、限度額の引き上げを先に行っておきましょう。

Q:海外赴任中に新しいカードを作れる?

A:基本的に難しいです。日本の住所・電話番号・在職確認が必要なカードは、赴任後の申し込みでほぼ詰みます。使うカードはすべて出国前に作っておくことが鉄則です。


まとめ|迷ったらこの2枚から始めよう

7年の駐在経験から言える結論はシンプルです。

「最強の1枚を探すのをやめる」

海外赴任でカードに困る人は、たいてい「このカードさえあれば大丈夫」と思って1枚しか持っていきません。でも現実は違います。カードが止まる・ブランドが通らない・限度額を超えるは、日常的に起きます。

まずエポスカード(VISA)と楽天カード(Mastercard)の2枚から始めてください。この2枚だけで、海外赴任のカードトラブルの大半は回避できます。

余裕が出てきたら、出張頻度や家族の状況に合わせてアメックスを加える形で十分です。

大事なのは、日本にいる今のうちに作っておくこと。これだけです。

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この記事の情報は2026年4月時点のものです。カードの年会費・手数料・特典は変更される場合があります。最新情報は各カード公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

中国・ドイツに計7年間駐在した元駐在員。
赴任前の準備から現地生活まで、自分が「知りたかった」情報を実体験をもとに発信しています。
海外赴任が決まった方の不安を少しでも減らせたら嬉しいです。

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