🧭 海外赴任の手続き一覧|出国前に必ずやるべき12の準備【ビザ・保険・銀行・住民票など】


目次

はじめに

海外赴任が決まったけれど、「何から手をつけていいのかわからない…」という人は多いと思います。
赴任準備は、ビザ・健康保険・年金・銀行口座・住民票・税金・保険など、やることが本当に多いですよね。

私も初めての赴任(ドイツ)では、手続きの抜け漏れで現地到着後に苦労しました。
この記事では、出国前に必ずやっておきたい12の手続きを時系列で整理しました。
この1記事で、抜け漏れなくスムーズに赴任準備を進められます。


STEP1 赴任国のビザ・在留許可を確認する

必要なビザの種類を確認

赴任国によって、就労ビザ・家族帯同ビザ・長期滞在ビザなど種類が異なります。
まずは会社の人事部や現地の受け入れ先に、どのビザが必要かを確認しましょう。

申請に必要な書類・期間

ビザの取得には、健康診断書・卒業証明書・雇用契約書などが必要になることがあります。
発行までに1〜2か月かかる場合もあるため、出発の3か月前から動くのが理想です。

💬私の場合(上海赴任時)、健康診断書の有効期限切れで再発行になり、出発が1週間遅れました。
書類の有効期限も必ずチェックしておきましょう。


STEP2  健康保険・年金の手続きを済ませる

会社員は「海外赴任者扱い」に変更

会社員の場合は、健康保険・厚生年金を「海外赴任者」として継続する手続きが必要です。
会社が行うケースが多いですが、自分でも内容を確認しておきましょう。

扶養家族の保険も確認

家族帯同の場合は、扶養手続きや保険証の発行が変わることもあります。
家族の分もまとめて人事部に確認しておくと安心です。


STEP3 住民票の扱いを決める

1年以上の赴任なら「除票」も検討

海外赴任が1年以上の場合、住民票を「除票(転出)」にするかどうか選べます。
除票にすると、国民健康保険・住民税の支払いが不要になります。

除票のデメリット

ただし、マイナンバーカードや印鑑証明が使えなくなる点に注意。
私は上海では除票、ドイツでは残留を選びました。
赴任期間・家族構成・税金面を考慮して判断しましょう。


STEP4 銀行口座とクレジットカードを整理する

口座を目的別に分ける

日本の口座は、「給与受取」「貯蓄」「税金・年金支払い」など用途ごとに分けると管理が楽です。

海外対応のクレジットカードを準備

VISAやMasterCardなど、海外対応ブランドをメインに。
家族が日本で使うカードの限度額や名義も事前に確認しましょう。

💡現地送金には「Wise(旧TransferWise)」が便利です。


STEP5 税金関係(住民税・所得税)を確認する

住民税の支払い方

赴任の時期によっては、前年分の住民税を赴任前に一括納付する必要があります。
会社経由か、本人払いかを人事部で確認しておきましょう。

所得税の取り扱い

日本勤務分と海外勤務分で課税範囲が変わります。
駐在手当や住宅手当が含まれる場合は、税理士・経理担当に確認必須です。


STEP6 海外転出届を提出する

出発の14日前〜当日までに、市区町村役所で提出します。
必要書類は「マイナンバーカード」「印鑑」「本人確認書類」。
提出後、国民健康保険と住民税の課税が止まります。
家族帯同なら全員分の手続きが必要です。


STEP7 海外旅行保険・医療保険を確認する

会社が契約している海外旅行保険の内容を確認し、補償範囲と期間をチェック。
個人で入る場合は、「治療・救援費用」が無制限のものを選ぶと安心です。
クレジットカード付帯保険は短期用が多いので注意しましょう。


STEP8 不動産・自宅の扱いを決める

持ち家の場合

「貸す・空けておく・売る」の3パターン。
賃貸に出す場合は、不動産会社と早めに打ち合わせを。

賃貸の場合

契約の「解約・契約者変更・一時保管」などを検討。
郵便転送や公共料金の停止も忘れずに。


STEP9 携帯電話・通信の整理

現地SIMを使う場合、日本の携帯契約を「休止」または「解約」。
ただし、2段階認証用に日本番号を残す場合もあります。
家族が使う回線もまとめて確認しておきましょう。


STEP10 クレジットカード・マイナンバーなど重要書類を整理

コピーやスキャンをクラウドに保管し、家族にもアクセス可能にしておくと安心です。
代理人手続きが必要な場合は、委任状も用意しておきましょう。
パスポート・ビザ・保険証・年金手帳はひとまとめにして保管。


STEP11 郵便・宅配の転送設定をする

日本郵便は海外転送に対応していないため、親族などに転送してもらう仕組みを作りましょう。
不在票や宅配ボックスの管理方法も確認しておくと安心です。


STEP12. 会社・家族・関係者への最終連絡

出発日・連絡手段・緊急時の対応を上司・家族に共有。
家族帯同の場合は、「いざというとき」連絡ルートを紙にまとめておくと安心です。


まとめ:チェックリストを使って抜け漏れゼロに!

海外赴任の手続きは、数が多くて混乱しやすいもの。
でも、この記事の12ステップを順に進めれば、確実に準備が整います。

👉 ポイントは「会社任せにしない」こと。
自分で手続きを把握しておくことで、現地でのトラブルを防げます。

この記事をブックマークして、出発までのチェックリストとして活用してください。

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※ 個人利用可。転載・再配布はご遠慮ください。


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この記事を書いた人

海外駐在経験7年のエンジニアです。
私の経験も交えながら、みなさんのお役に立てる情報を発信します。

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